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幸せな時間をありがとう!みんしあ夷隅レポ~後編~

去る10月11日(日)、いすみ市刈谷商店街で行われた
「みんなでしあわせになるまつり2015」、
通称「みんしあ夷隅」イベントのレポート後編です!
(みんなでしあわせになるまつり2015レポ~前編~はこちら)

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レトロバスが似合う!?「The昭和」な編集部員I、名残惜しいですが乗車体験これにて終了。

「ポッポの丘」から「郷土資料館」へ折り返すバスはこちらのタイプ。

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全体的に丸みのあるフォルムで、
先ほどのものよりも車高が高い。
もともと、雪山などを走っていたということでそのような仕様だそう。

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運転は先ほどの小島さんにかわって、こちらの男性。
小柄なので運転席にフィットしてみえます。

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車掌さんは行きと同じ方。

車掌さんは行きと同じ方が務めます

帰りとは違うコースを走りますが、
ポッポの丘を下り、擦れ違いもままならない狭い道を
スイスイと運転。さすがです!

最初の乗り場に到着ー。
バスは次のお客様を乗せて、再び「ポッポの丘」をめざします。

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名残惜しいけど、これにてボンネットバスにはさよならです。

愛情込めてメンテし、いまも乗り続けている車たち

せっかくなので、昭和の車も見ていきましょう!

車両展示第1会場には、懐かしの三輪トラックや
ホンダの車などが展示。

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どの車も大切にメンテナンスされ、
日々生活の「足」として活躍している車ばかり。

博物館に展示され、ガラス越しに眺めるものではなく、
自宅の車庫に眠り続けるコレクションでもなく、
暮らしの中でオーナーさんとともに「いま」を走り続ける車です。

特にこのマツダT2000(1971年式・東洋工業社製)は、
なんと、97万キロも走ったそう!!

京都の池本鉄筋さん所有のもので現役バリバリの一台です。

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エンジンは6回、取り替えていて
60㎞/hは出るとか。

たまに高速道路で「低速違反」として
警察に止められることもあるようですが・・・。
低速違反は50km以下ということでセーフ。

オーナーさんにとっては
手塩にかけた逸品というところ。

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ボンネットの黄色い丸い突起部分がウインカー。
その下、指差しているところは三角に開く小窓で
空気をとりこみエンジンを冷やすのだそうです。

しかしながら、現在はひっかかっては危ないということで
空けて走るの禁止。

「サイドミラーより出っ張ってないのにね・・・」

と、残念がるオーナーさんでした。

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展示会場にはこんな古めかしいガソリンスタンドも・・・。

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そして、これ!これ!!
昭和といえば、ちんどん屋さん!

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子ども心に楽しくて、ついていきたいと思ったものでした。

車に個性と味があった!昭和のデザインたち

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お次は車両展示第3会場へ。
どうやらこちらがメイン会場のようで、
「ふれあいショップ源氏」前の駐車場にはたくさんの名車がずらり!

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そして、編集部Iがいちばん「ヤバい!」と思ったのがコレ。

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めっちゃかっこいい!!

最近のボルボって(まあ、ちょっと前のボルボも装甲車かっ?
って突っ込みを入れたくなるようで決してあか抜けてないっすが・・・)
アウディやベンツとの違いがわからんちんで
全然そそられないのですが、これはなんともおしゃれ。

こんな車で迎えにこられたら、絶対のっちゃうよね・・・
とつぶやくIでした。(誰も迎えにこないよ・・・とつぶやくダンナ)

警察車両や消防車の乗車体験もOK!

そして、お隣はパトカーや消防車の展示会場。
移動交番の車両もありました。

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移動交番とは、本来はくまなく派出所を設置したいところ、
それもなかなか難しいということで
学校の近くなど必要と思われるエリアを車で巡回するというものだそう。
地域のみなさんの声を拾ったり、犯罪等の注意喚起を促したりと
まさに動く派出所の役割を担っています。

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車の中では、交通安全や振り込み詐欺などの注意を促すDVDを放送中でした。

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そして「乗ったことある!」とは決して大きな声ではいえないパトカー。
こちらも乗車体験OK。

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後部座席に座ってみたら、あらら、ミラーがいっぱい。
まだ新しい車両だったらしくとてもキレイでした。
前回は白バイも展示されていたそうですが、
今年は雨ということでお休み。
またがってみたかった残念(一応、自動二輪中型限定免許所持)・・・。

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そして消防自動車。
こちらはまず乗ることはありません。

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中央の大きなモニターには入電があるとGPSで火事の現場を表示。
いち早く現場に駆けつけることができるようになっているそうです。

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かわいらしい消防士さん登場!
もちろん、警察官の衣装もちゃんと準備されていました。

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「国吉駅」前に戻ると、
日産ブルーバード(昭和38年式)を使った
タクシーの展示に気づきました。

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自家用車だそうですが、当時のタクシーに似せてカスタマイズしてあるそう。
珍しくその頃の神奈川ナンバーのまま残っています。
1200㏄/55馬力、定員は5名です。

どうです?
昭和を知ってる人にとっては懐かしく、
知らない世代にとっては新しく感じられたのではないでしょうか?

派手な演出やイベントがあるわけではなく、
ごく普通の商店街で地元の人たちが力を合わせ、
一生懸命に運営している小さなイベントです。

でもとても温かく、まさに身近にある「小さなしあわせ」を
一緒に共有できたひとときでした。

皆さんもぜひ、来年は足を運んでみてはいかがでしょうか?

最後にオットがキレた!?伊勢海老祭り・・・。

ところで、千葉の御宿では9月から伊勢海老漁が解禁。
10月末までお得なお値段で伊勢海老が楽しめるイベントを各地で開催中でした。

ここ、いすみ市内にもリーズナブルに伊勢海老が食べられる
お店があるという情報をキャッチしたI。

ここはやっぱり食べて帰るべきでしょう!

ということで、やってきました「割烹かねなか」。

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こちらは千葉県大原産の伊勢海老や地魚料理が楽しめるお店です。
店主の方が漁港の入札権をもっているということで、
鮮度はもちろん、リーズナブルに提供しているとのこと。
これは期待できそうです!

が、お店についたのが13時30分ですが、
行列が・・・うぅぅ。
とりあえず並びます。

店内に入れたのは14時過ぎ。すでに空腹感もピーク。

私は「伊勢海老定食(4,000円)」、
オットは「伊勢海老釜飯(2,500円)」
をそれぞれ注文。釜飯は人気らしく、ラスト1食でした。

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伊勢海老定食はお刺身、焼きもの、味噌汁と
すべて伊勢海老づくし!

サイズも結構大き目で食べごたえがありました。

ところが・・・。

伊勢海老の釜飯。
火が消えて炊き終わったのに、
お店の方がお茶碗とかお箸とか小鉢とか、持ってきてくれない。

声をかけても微妙な受け答え・・・。

どうやら、ホールにいる方々は
接客に不慣れな学生さんのバイトばかりの様子。

忙しいランチ時間の最後の方ということもあり
全体的に弛緩した空気が流れている・・・。

実はオット、数日前に尾骨を強打し、
長時間座っているとお尻が痛くてもぞもぞ・・・。

ついに痺れを切らし
「帰るっ! 金も払わん!」とキレ始めてしまった・・・。

なんとか、押っ取り刀でお茶碗とかもってきてくれたけど、
完全に伊勢海老並みにプリプリ!!!

とってもおいしくて、
しかもリーズナブルだったのに台無しになってしまった瞬間でした。

でも、伊勢海老、おいしかったです。
次回に期待!

どうでしたか?

千葉県いすみ市のローカルなイベント。
最後がなんでしたが、
小さな身近にある幸せを実感できる
心にぽっと火が灯るような素敵な時間を過ごせました。

特に車大好き(いまはバイク大好き)のオットも
めちゃめちゃ楽しかったといっていました。

いいデザインは時代を越えて愛される。

そして、生活の道具として、足として
毎日ていねいに使い、乗り継いでいるものはやっぱり
活き活きして見えます。

レトロバスもたんなる「展示」ではなく、
道路を走っている姿は本当にいいものでした。

地方では観光地を回るのにボンネットバスを使っているところが
まだまだあります。
旅先でみかけたら、ぜひ、乗ってみてはいかがでしょうか?

(取材・撮影協力:「みんなでしあわせになるまつりin夷隅実行委員会」)

この記事を書いた人
ちくわ

旅行メディア編集長兼ライター、総合旅行業務取扱管理者、旅行会社勤務経験あり、目黒区ボランティアガイド見習い中。プライベートでも古代史オタクとして年に数回フィールドワークに出かける旅好き。時々バス愛がさく裂!?

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