アロマオイルでリラックス

バス酔い対策~オトナ編~

こんにちはー編集部Iです。

実は私、車やバスで酔ったことはありません。
なので、バス酔いの辛さはわかりませんが、船酔いは何度もしたことがあります。

豪華客船

某豪華客船のPR誌制作を数年担当していたので、年4回、クルーズに同行し、取材をしていました。毎回乗るたびに必ず船酔い・・・。

乗船し、すぐに酔い薬をもらって飲み、そのあとは全然大丈夫!夜の豪華ディナーを食べ損なったことは1度もありません!!(気合い?)

おそらくツライのは、どちらも同じぐらいではなかろうかと思うので、この際、わかるーーと言っておきましょう。

さて、前回、ベテランママに子どものバス酔い対策について対処法を書いてもらいました。

今回は大人のバス酔い対策ということで、私の経験がお役に立てたらと思います。

「バス(車)酔い」のメカニズムとは?

ベテランママも言っていましたが、寝不足・体調不良はバス酔いを誘発します。
車の中の臭いや排気ガスの臭いなどもそうです。

でも、そもそもの原因はというと耳の中にある「三半規管」が大きく関係しています。

耳の構造
使用イラスト(c)フリーメディカルイラスト図鑑

イラストでいう内耳のところにあるチューブのような部分です。

三半規管は、身体のバランスをとる“平衡感覚”と関係があります。

よく、ぐるぐる体を回転させると目が回り、めまいやまっすぐ立てないという状態になりますよね!あれは、三半規管がうまく働かなくなると起きます。

この平衡感覚と、視覚から入る刺激(窓の外を流れる景色のスピード)とずれがあるため、脳が混乱し、車酔いが起きるといわれています。

車の揺れと景色が流れるスピード

特に年齢を重ねると、この平衡感覚がうまく働かなくなる傾向があるといいます。

その一方でバス酔いを起こしにくい人は、三半規管の働きが良く、平衡感覚が良い人ということになりますね!

三半規管は「鍛える」ことができますので、いつも乗り物酔いしてツライ!という方なら、試してみる価値があります。

(1)後ろ向き歩き or 目をつぶって歩く
後ろ向きで、壁などに手を突かないようにして歩く。あるいは、目をつぶって歩く。

慣れてきたら、スムーズに素早く歩けるように挑戦してみてください。まわりに障害物がないところで、安全に配慮してやってみましょう。

(2)椅子でぐるぐる回る
回転するタイプの椅子を利用し、慣れたらスピードUP!左右、両方向やってみましょう。

(3)でんぐり返し
ふとんの上などで回転します。お子さんと一緒にやってもいいですね!

実は私、カンフー(八卦掌)を習っているのですが、八卦掌はぐるぐる回転しながら戦う武道なんで、練習してると当然、目が回ります・・・。

このため、体を回転させるのに慣れるため「翻腰・fanyao・ファンヤオ」 という動作をよくやります(横に移動しながら、上体をそらせるようにしながら勢いよく回転し続けるような動き)。

最初はふらふらして転んだりしてましたが、最近ではようやくコツをつかみ、ぐるぐる回れるようになりました!(どうでもいいですね・・・)

車酔いを防ぐために~前日編~

とりあえず、いつも「バスで酔う!」という方は、日々三半規管を鍛えておいていただくとして・・・。

オトナであっても、寝不足や体調不良は大敵です!前日はしっかり睡眠をとること、体調管理に留意することが大切です。

リラックスしていい睡眠を
リラックスしていい睡眠を!

でも「バスで酔うかも・・・」とか、「バスの乗車時間に遅刻したらどうしよう・・・」とかついつい考えてしまう人もいますよね?

起きれなかったらどうしようと不安のあまり、寝付けず、結局遅刻したという話もよく聞きます。

そんな方は以下のようなことを試してみてください。

(1)早めにお風呂に入り、リラックスする
シャワーは避けて、バスタブにつかるのがベスト!

バスタブに浸かると疲れがとれる

ただし、寝る直前は避けること。

それは「深部体温」が一度上昇し、再び下がった“湯冷めの状態”になると、ぐっすり眠れるからです(自律神経の副交感神経が優位になるため)。

お風呂の温度は約40度前後がベスト。ベッドに入る約30分前には入浴を済ませましょう。

お風呂から上がったら、PCやスマホ、TVなど明るい光の刺激は避け、暗めの照明でリラックスしましょう。

どうしても、バスタブにつかれない!という方なら、手浴か足浴をしましょう。

フットバス
フットバスは腰の疲れや足のむくみにおススメ

これだけでも全身が温まるので、シャワー浴のみよりはリラックスできます。

この場合は、少し熱めの温度(42~43度ぐらい?)で、できればアロマオイルなど1~2滴たらすと効果がUPしますよ!

(2)アロマやハーブを試してみる
香りが苦手でなければ、リラックス効果の高いアロマやハーブを試すのもおススメ。

よくラベンダーがいいといいますが、香りが苦手な方も多いです(私は好きじゃないのであまり使いません・・・)。

お子さんやご年配の方なら、かぎ慣れているオレンジやグレープフルーツの香りもいいでしょう。ティッシュに精油を1~2滴たらし、枕元に置いておくとよく香ります。

アロマオイルでリラックス

緊張度の高い方、不安・心配性の方なら、ちょっと馴染みのない香りですが、スイートマジョラムやクラリセージの香りを試してみてはいかがでしょうか?

筋肉の緊張をゆるめ、不安を緩和するので、心配で眠れない人にはおススメです。

私(AEAJ*のアロマセラピスト認定を受けてます)はユーカリみたいにすっとした香りが好きなので、よく使います。

体には刺激ですが、心に対しては沈静なので、夜になると徘徊してしまうご年配者にもおススメです。

お風呂のバスタブに入れて使うときは、柑橘系は避けて(皮膚刺激があるので)、ラベンダーやユーカリ、マジョラムなど(1滴~5滴)がいいと思います。

ハーブティー
レモンバームやミントティーは飲みやすいハーブのひとつ

お茶として飲むならやっぱりカモミールティーでしょうか?

カモミールティー
ピーター・ラビットがベッドで飲ませてもらうお茶!

牛乳で煮出してもおいしいですよ!もちろん、ホットミルクもおススメです。

さて、次回はバス旅行当日にできること、酔ってしまった場合の対処法をお伝えしますよ!

(--続く--)

*アロマ・ハーブについて詳しく知りたい方は以下を参照してください。
公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)
https://www.aromakankyo.or.jp/

この記事を書いた人
ちくわ

旅行メディア編集長兼ライター、総合旅行業務取扱管理者、旅行会社勤務経験あり、目黒区ボランティアガイド見習い中。プライベートでも古代史オタクとして年に数回フィールドワークに出かける旅好き。時々バス愛がさく裂!?

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