青森発・宮城行きの2泊3日合宿!貸切バスの送迎料金目安とモデルコースをご紹介!
合宿など団体での移動に便利な貸切バス。東北を始めとする車社会の地方都市では、特に活躍します。
今回は実際に依頼のあった、青森県の高校から宮城県の高校までの2泊3日合宿送迎の依頼をモデルコースとしてご紹介。貸切バス料金も計算してみました。
宮城県内で合宿におすすめの施設も、ピックアップしてご紹介します。
青森発・宮城行きの2泊3日往復送迎モデルコース
今回ご紹介するのは、青森県十和田市を出発して宮城県仙台市までの往復送迎プランです。東北は県の一つ一つが広大なので、青森から宮城まで車で5時間程かかります。
長い移動時間の合間には、サービスエリアで食べるご当地グルメも楽しみの一つ。”うまい・はやい・ボリューム満点”の「半田屋ランチ」や前沢牛、牛タンなど、美味しいご飯でパワーをつけてくださいね。
<青森出発・宮城行きの合宿送迎モデルコース>
1日目)
▼16:00 青森県S農業高等学校でバス乗車
| トイレ休憩2回
▼21:30 宮城県「ホテルプレミアムグリーンプラス」到着
2日目)
▼8:00 宮城県「ホテルプレミアムグリーンプラス」でバス乗車
| S工業高校到着
▼16:00 S工業高校出発
▼16:30 宮城県「ホテルプレミアムグリーンプラス」到着
3日目)
▼8:00 宮城県「ホテルプレミアムグリーンプラス」でバス乗車
| S工業高校到着
▼13:00 S工業高校出発
| トイレ休憩2回
▼18:30 青森県S農業高等学校到着・終了
■2泊3日合宿送迎貸切バス料金目安
(バスの利用は17時間・ 710㎞・税込)
・大型観光バス 333,894円~
・中型観光バス 287,166円~
・マイクロバス 247,522円~
※30分以上の利用は切り上げて1時間利用したものとしてカウントされます。また、貸切バスの利用はすべて3時間からです(実際の利用時間が30分であっても3時間利用したことになります)。
※バスは運行前・運行後の安全確認を行う2時間×日数分かかります(2時間×3日間=6時間を加えて計算)
※運転手の宿泊代(1泊2食付き×2泊)、バス駐車場料金、高速道路代などはすべて実費となります。
※バス会社から乗降場所までの回送代は含みません。
上記金額は2023年8月25日に国土交通省が公示した「新公示運賃額(最低基準額)」に基づき、計算した最低基準額です。実際のバス料金は、各バス会社が東北運輸局に届け出た単価で計算します。
このため、正確な料金は見積りを取らない限りわかりません。また、バス会社ごとに単価が異なるので、しっかりと見積りを取り寄せて、比較しないと損をしてしまいますよ。
青森県を含め、東北エリア出発の貸切バス料金の目安は以下の記事も参考にしてください。
合宿や遠征の送迎で短時間、貸切バスを利用する場合の注意点
合宿の中日で宿から練習場所(試合場所)まで近距離送迎を頼む場合、バスの利用時間が30分や1時間ということがよくあります。タクシーであれば近距離利用で安くなりますが、貸切バスの場合はあまり安くなりません。
実は貸切バスの場合、最低の貸切料金は3時間以上から計算することになっています。つまり、利用時間が30分でも3時間利用でも料金は同じということです。
さらに、安全な運行管理のため、出発前と帰社後にそれぞれ1時間ずつ、合計2時間の“点検”が義務付けられています。このため、利用時間がいくら短くても、最低でも5時間分の貸切バス料金がかかるということになります。
バスは一度に大勢の人を運ぶため、事故が起きると大勢の方がケガをする可能性があるため、他の乗り物以上に安全管理を徹底することが求めらるのです。
国土交通省では、2023年(令和5年)より貸切バスの運賃・料金制度の見直しが図られました。バスの運行料金が赤字というケースが多く、下限料金(最低基準額)が引き上げになっています。
2022年よりバス料金が高くなったな、と感じるのはそのためです。
しかしながら、赤字覚悟の料金で安全がないがしろにされるようなことがあってはならないことです。また、バスの運転手の成り手が減っている現在、しっかりとした経営が求められます。
どうかご理解いただけますようお願いします。
また、貸切バスの見積り料金は、車両・運転手・ガソリン代・車両保険代を含めた金額です。それ以外の経費(高速道路通行料金、駐車場代など)は実費となりますので別途予算として考えておきましょう。
貸切できるバスの大きさ・定員数については以下を参考にしてください。
貸切バス乗車人数比較 | 大型バスの定員 | 中型バスの定員 | 小型バスの定員 | マイクロバスの定員
スポーツも文化活動も!宮城県内で合宿におすすめの施設3選
宮城県内で合宿におすすめの施設を、ピックアップしてご紹介します。スポーツ、文化芸術活動の合宿に補助金を出している自治体もありますよ。
市内各所へ好アクセス「エスポールみやぎ」
仙台駅から車で13分の所に建つ「エスポールみやぎ」。仙台市内の高校やスポーツ施設などへのアクセスが良く、合宿におすすめです。
エスポールみやぎには、合宿やサークル活動向けの「青少年応援プラン」と、研修やセミナー向けの「企業宿泊研修プラン」も用意されています。それぞれ1泊2食付きで割安価格が設定されていて、「企業宿泊研修プラン」では会議室利用料も20%OFFとなっています。
徒歩圏内にコンビニやスーパー、飲食店、病院もあり安心。ホタルの棲む公園もありますよ。
<基本情報>
エスポールみやぎ
所在地:宮城県仙台市宮城野区幸町4-5-1
問合せ先:022-293-4631
<青森出発合宿送迎・2泊3日モデルコース>
1日目)
▼09:00 青森駅でバス乗車
| トイレ休憩3回
▼15:30 宮城県「エスポールみやぎ」到着・終了
2日目)
▼8:30 宮城県「エスポールみやぎ」でバス乗車
|
▼8:45 元気フィールド仙台着/16時お迎え
|
▼16:15 宮城県「エスポールみやぎ」到着・終了
3日目)
▼9:00 宮城県「エスポールみやぎ」でバス乗車
|
▼9:15 元気フィールド仙台着/13時発
| トイレ休憩3回
▼19:30 青森駅着終了
■2泊3日合宿送迎貸切バス料金目安
(バス利用時間18時間・ 730㎞利用・税込)
・大型観光バス 344,817円~
・中型観光バス 296,538円~
・マイクロバス 255,596円~
※運転手の宿泊代(1泊2食付き×2泊)、バス駐車場料金、高速道路代などはすべて実費となります。
※バス会社から乗降場所までの回送代は含みません。
泉ヶ岳の自然に囲まれた「オーエンス泉岳 自然ふれあい館」
「オーエンス泉岳 自然ふれあい館」があるのは、仙台市郊外の泉区。泉ヶ岳のふもとに広がる自然豊かな街ですが、プレミアムアウトレットなどの商業施設も有します。
泉ヶ岳の豊かな自然に囲まれた「オーエンス泉岳 自然ふれあい館」には、体育館、宿泊棟、研修棟、テントサイトなどがあり、施設全体が木のぬくもりに溢れた造りになっています。
泉ヶ岳登山や沢登り、火起こし、星空観察など、学校利用から企業研修まで幅広い利用が可能です。
<基本情報>
オーエンス泉岳 自然ふれあい館
所在地:宮城県仙台市泉区福岡字岳山 9-8
問合せ先:022-379-2151
<青森出発合宿送迎・2泊3日モデルコース>
行き)
▼09:00 青森駅でバス乗車
| トイレ休憩3回
▼15:30 宮城県「オーエンス泉岳」到着・終了
(バスは営業所へ回送)
=======================
お迎え)
▼15:00 宮城県「オーエンス泉岳」お迎え・バス乗車
| トイレ休憩3回
▼21:30 青森駅到着・終了
■2泊3日合宿送迎貸切バス料金目安
(バス利用14時間・680㎞・税込)
・大型観光バス 469,810円~
・中型観光バス 406,560円~
・マイクロバス 350,900円~
※途中でバスを利用しないため、いったんバスを返して最終日にお迎え(返したと想定して2往復分で計算)。
※運転手1名で運転できる1日の時間と距離を越えてしまうため、交替ドライバーをもう1名つけるか、1名の場合は現地で宿泊が必要になります。
このため、料金が上記金額の1.5~2倍ぐらいになる可能性があります(現地宿泊の場合はドライバー宿泊費の実費が必要)。
※高速道路代は2往復分かかります。
幅広い利用目的に対応「未来宿舎 KIBOTCHA(キボッチャ)」
東日本大震災で被災し閉校となった、東松島市旧の野蒜小学校を改修して生まれた「未来宿舎 KIBOTCHA」。施設内にはレストラン、大浴場、全天候型プレイルーム、宿泊スペースや会議室が備わっています。
屋外ではグランピングやバーベキューもできますし、ワーケーションやオフサイトミーティングの相談にも乗ってもらうことができます。防災活動にも力を入れていて、防災キャンプや防災教育アクティビティも豊富です。
徒歩5分の所にある「奥松島運動公園」には体育館、サッカー場、野球場などがあるので、スポーツ合宿にもピッタリです。
<基本情報>
未来宿舎 KIBOTCHA
所在地:宮城県東松島市野蒜字亀岡80
問合せ先:0225-25-7319
<青森出発合宿送迎・1泊2日モデルコース>
1日目)
▼06:00 青森駅でバス乗車
| トイレ休憩3回
▼13:00 奥松島運動公園到着・下車
| ※バスは宮城県「未来宿舎 KIBOTCHA」に回送・利用終了
▼17:00 徒歩で宿まで戻る(徒歩約1分)
2日目)
▼9:00 宮城県「未来宿舎 KIBOTCHA」チェックアウト
| ※徒歩で運動公園へ向かう
▼9:05 奥松島運動公園着
| ※バスとドライバーは出発時間まで宿で休息
▼14:00 奥松島運動公園にお迎え、出発
| トイレ休憩3回
▼21:00 青森駅着終了
■1泊2日合宿送迎貸切バス料金目安
(バス利用14時間・ 730㎞・税込)
・大型観光バス 301,719円~
・中型観光バス 260,106円~
・マイクロバス 224,312円~
※バス運転手の1日の拘束時間が越えてしまうため、休息できるよう2日分の宿泊費がかかります。
また、バス会社の場所によっては深夜・早朝の時間帯に架かる恐れがあり、その場合は金額が高くなる可能性があります。
※運転手の宿泊費(1泊2食付き)と高速道路、駐車場代は別途実費となります。
記事内のバス料金目安はすべて2023年8月25日に国土交通省が公示した「新公示運賃額(最低基準額)」に基づき、計算した最低基準額です。また、バス会社から乗降場所までの回送代は含みません。
長距離移動の場合、バスをいったん返さない方が安くすみそうですね。
実際のバス料金は、見積りを取らない限り正確な料金はわかりませんので、ぜひ見積りを取り寄せてしっかり比較してみましょう。
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