印西の夕暮れ

吉方位で厄払い!?バスツアーでパワースポット初詣の巻(2)香取神社・成田山新勝寺編

前回に引き続き、神社詣でのバス旅行。
鹿島神宮編はこちらを参照してください)

香取神宮に到着しました。
お土産店が並ぶ参道を進むと、真っ赤な鳥居が見えてきます。

香取神宮は女性的?鹿島神宮よりもやさしいパワーが

香取神宮の鳥居前
駐車場にバスを停めて出発

下総国一宮(旧国地域で最も格式の高い神社のこと)であり、日本全国にある香取神社の総本社として創建は神武天皇(紀元前643年)の時代までさかのぼるといわれる古社。

鹿島神宮とともに関東の東を守護するパワースポットです。

総門前の鳥居
朱塗りの大鳥居を抜けると総門とその前の鳥居が見えてきます

鹿島神宮がちょっと強面だとすると、こちらはもう少し柔らかな印象。

勝運・開運を求める迷える編集部Iを、受け入れてくださるやさしさを感じました。

総門
鳥居から31段の階段を登ると総門が現れます

参道には桜やカエデが植えられているので、春や秋はお花見&紅葉狩りの人でにぎわうのではないでしょうか。

香取神宮の由緒
御祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)で、出雲の国譲りに登場します

天照大神(伊勢神宮・内宮の御祭神)が荒ぶる神々同士、争いが絶えない日本を治める際、遣わしたのがこの経津主大神(ふつぬしのおおかみ)。

武甕槌大神(たけみかづちのかみ・鹿島神宮の御祭神)も同行を申し出られたので、共に出雲に派遣されることになったそうです。

その後、この二神により日本は平定されます。

国家鎮護の神として皇室からの御祟敬が篤いことはもちろん、その武徳から平和・外交の祖神として、勝運・災難避けの神としても有名になりました。

香取神宮の楼門
昭和58年国の重要文化財に指定されている楼門

元禄13年(1,700年)徳川綱吉時代の幕府が造営したといわれる楼門。

正面向かった右の老人像は「武内宿禰(たけのうちすくね)」、左の壮年像は「藤原鎌足」と伝えられているそうです。

武内宿禰(たけのうちすくね)は、記紀に伝わる人物で景行・成務・仲哀・応神・仁徳の5代(第12代から第16代)の各天皇に仕えたといわれています(!)

実はこの武内宿禰は神功皇后(仲哀天皇の皇后)に従い、新羅と戦ったといわれています。大化の改新で暗殺された蘇我氏の祖先ではともいわれている人物。日本神話に登場する「塩土老翁(シホツチノヲヂ)」と同一人物では?という説も(諸説あります!)。

蘇我氏を抹殺した藤原氏と並んで・・・というのはちょっとどうなの?と思いますが、細かい話はこれまでにして先に進みましょう。

楼門をくぐると、本殿が見えてきます。
こちらも1700年に幕府が造営したもの。

香取神宮の本殿
昭和52年に重要文化財に指定された本殿

神札授与所の向かい側にはご神木があります。

香取神宮のご神木
樹齢1,000年といわれる杉の木

この他に本殿向かって左手に三本杉があり、源頼義の祈願により三又に別れたといわれ、協力なパワースポットだそう。

この杉の前で写真を撮るといいそうです(撮ってないけどね・・・)。

この本殿をぐるりと一周するとパワーを吸収できるそうなんですが・・・。

ダンナ(B型・マイペース)はさっさと行ってしまいます・・・。
こんどは絶対、一緒にこないからなっ!

ココにも実は鹿苑があり、神さまのお使いが飼われているそうです。
また、桜馬場にはたくさんの桜があるそうなので、お花見のシーズンにまた来てみたいですね(混んでるだろうけど)。

その後、ここにもある「要石」を見学。こちらは鹿島神宮とは逆に凸型をしていました。写真を撮るのを忘れてしまいました・・・。

というのも、この要石のところまでちょっとした上りがあったのですが、めちゃくちゃ体が重くて、ひーひーいいながら行きました。

誰か乗ってたのかしら・・・。

さて、気を取り直し、駐車場まで戻りました。

香取神宮前の亀甲堂
厄落としだんごが名物です

時間があったので、こちらで一休み。

亀甲堂で甘酒
あったかい甘酒

今回のツアーでは3食付き。

実は、鹿島神宮を出発するときに、お昼のお弁当が配られたのですが・・・。

ひつまぶし弁当
お昼用に配られたひつまぶし弁当

お腹いっぱい・・・。

しかも、鹿島神宮ででっかいおだんごを食べたのでもう炭水化物でいっぱいです。

今回のツアーバス2台
2台とも日の丸興業さんの運行です

今回私たちはクラブツーリズムのツアーバスででかけましたが、高速ツアーバス(関鉄グリーンバス)を利用すると東京駅からは約1時間20分程度できます。

電車なら佐原駅から「佐原循環バス(大人300円)」が便利です。

「佐原循環バス」は、この他にも小江戸佐原の街並みや諏訪神社、伊能忠敬橋、水の郷さはらなども回るので、1日ゆっくり遊びたい人はおススメです。

成田山新勝寺はとても静かだった・・・

最後の立ち寄り先は「成田山新勝寺」です。

毎年の節分で有名人がまめまきするところ!というイメージが。

成田山新勝寺
川崎大師・高尾山薬王寺と並ぶ真言宗智山派の関東三大本山

護摩祈祷や交通安全祈願でも有名ですよね。

ここは不動明王さまをお祀りしているので、ダンナ(酉年生まれ)の守り本尊ということになります。

成田山の仁王門
金剛力士像が左右を守る仁王門

急な階段をえっちらおっちら上り・・・大本堂へ。

成田山新勝寺の大本堂
お不動さまをお祀りする大本堂

お参りした後は、開運厄除の釈迦堂へ。1858年に建立された重要文化財。かつての本堂にあたります。

厄除けの御祈願はこちらで執り行われます。

成田山新勝寺の釈迦堂
釈迦如来・普賢・文殊・弥勒・千手観音の4菩薩が祀られています。

そして「出世稲荷」へ。

釈迦堂左手に伸びる階段は「出世開運稲荷参道」と書かれています。

お稲荷さんの手前にはお祀りするあぶらあげと狐のお人形?が売られています。

2月6日は初午。お参りしたのは4日。2日早いけど、おあげをご寄進いたしましょう♪

節分豆まきの翌日なので、全体的にがら~んとしていました。参道のお店もどこかのんびり。

バスの出発まで時間があったのでお茶することに。

ダンナから「おみやげかわなくていいの?」と再三聞かれますが、買わないツマ。実は・・・・。

今回のバスツアー、開運吉方位といきたかったのですが、日程がなかなか合わず、妥協して出かけたといういきさつが。

風水でいうと私(九紫火星)は凶方位(東)、ダンナ(七赤金星)は小吉方位ということでその日に。

そもそも、私、今年は東方位はずっと凶方位。

なるべくならいかない方がいいんですが、どうしても行ってみたかったんだもん・・・。

夫婦で行くならダンナが吉の方位へというのがセオリー。でも凶方位のお土産・食事はご法度です。

神社詣でだからよしとしようとたくさんの塩をポケットに忍ばせ、頭を低くしての旅。

ここまでは順調だったのですが、実はびくびくものでした。さて、この後は最後の立ち寄り先、「印西黒潮市場」に向かいます。

印西ってどこ??千葉だとしかわからない・・・

いよいよバス旅行もフィナーレ。お腹空いてないけど、印西黒潮市場で夕食です。

印西黒潮市場
みなさん、炭水化物摂り過ぎてどこかとぼとぼ

さて、印西市です。

千葉県北西部にあるニュータウンで、大型商業施設が相次いで出展し、北総エリアにおける一大ショッピングゾーンを築いています。

ビッグホップガーデンモール印西店
巨大な観覧車がぐるぐる回るでっかいショッピングモール

印西黒潮市場には「ビッグホップ ガーデンモール印西店」が隣接。

15万7千㎡っていう広大な敷地です。全然、イメージできない・・・。集客はかなり苦戦している様子です。

「ねえ、ねえ、お土産買わないの?」とダンナがしつこいので、ピーナッツバターと海苔の佃煮を購入。

その後、モールをブラブラして夕食会場に向かいます(って、まだ16時30分だよ・・・)。

ウニ・トロ・イクラなど新鮮寿司
バスツアーの最後を彩る夕食

あんなに、炭水化物を立て続けに摂取したのに・・・。しっかり平らげる私たち。

外に出ると美しい夕日。

印西の夕暮れ
駐車場にとまるバスと美しい夕日のグラデーション

もう二度と来ることはない(と思う)、ビッグホップの駐車場の向こうには、大きな夕日がゆっくりと沈んでいくのでした。

ビックホップの駐車場
がらんとしてるし・・・

バスは再び、新宿を目指して出発します。

途中渋滞があるといわれたものも、順調な道行です。首都高速に差し掛かる頃には美しい東京の夜景が広がります。

ここで運転手さんの「粋」な演出。バス車内の電気をすべて消してくれたのです。

窓の外にはくっきりと街灯り。東京スカイツリーのライトアップや東京ゲイトブリッジ(恐竜橋)、お台場、晴海ふ頭などなど、きらきらとまたたいてとてもキレイ。

お客さまからたくさんの拍手!

普段はこのようなサービスはないそうなんですが、本日の運転手さんの特別なはからい。しばし東京の夜景を堪能させていただきました。

バスは無事新宿に到着。帰路につきます。

さて、編集部Iの厄は落ちたのでしょうか???

実はこの後、猛烈な腹痛に襲われたワタシ・・・。

しかも右手にしていた(はず)のアメジストのブレスレットが・・・ない。

逃げられた・・・。

やはり、凶方位にいくものではありません。

無事に(結構楽しかった)帰れたのはまさに神のご加護。

アメジストに身代わりになっていただいたということで大団円・・・。

みなさんも、お気を付けくださいませ。

(終わり)

※ここで注意ポイント!
成田山新勝寺は平将門調伏の祈祷を行ったといわれているため、お参り後には平将門をお祀りする神田明神へはお参りしない(両参りはご法度)といわれています。
気になる人はご注意くださいね!
平将門首塚と成田山を両参りしてしまった体験記はこちら!
ダメヨとわかっていても神田明神と成田山両参りする懲りない編集部・・・。

■香取神宮
千葉県香取市香取
Tel:0478-57-3211
http://www.katori-jingu.or.jp/

※高速バスなら東京駅から関鉄グリーンバス「鉾田駅」行き「あそう号」を利用、香取神宮前まで1,750円。
※電車ならR佐原駅から土曜日・日曜日・祝日限定で運行されている周遊バス「佐原循環バス」が便利。1日13便で1日フリー乗車券は500円(1回300円なので2回乗降りすれば元がとれます)。

■成田山新勝寺
千葉県成田市成田1
Tel:0476-22-2111(代表)
http://www.naritasan.or.jp/

※駐車場はいくつかあります。弘恵会土屋駐車場、田町駐車場、本町駐車場など。今回のツアーは「ドライブイン海老屋」さんを利用しました。

■ドライブイン海老屋
千葉県成田市本町335番地
TEL:0476-22-2255受付時間(10:00~15:00)
http://www.naritasanmonzen-ebiya.co.jp/

※大型バス13台駐車可、1台2,000円ですが、食事利用の場合は無料。

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※料金やサービス等は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。

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この記事を書いた人
ちくわ

旅行メディア編集長兼ライター、総合旅行業務取扱管理者、旅行会社勤務経験あり、目黒区ボランティアガイド見習い中。プライベートでも古代史オタクとして年に数回フィールドワークに出かける旅好き。時々バス愛がさく裂!?

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