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こんぴら詣と小豆島オリーブ1泊2日旅行【海猿がいる?栗林公園編】

さて、四国に初めて上陸した編集部員I。

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こんぴら詣も無事終了し、昼食会場に無事たどりついたツアー客御一行。

下りの裏参道で突然いなくなったAさん。追いかける添乗員さん・・・。
こんぴら詣と小豆島オリーブ1泊2日旅行【金刀比羅神社で行き倒れそう編】を参照のこと)

その顛末は・・・というと

来たっ・・・!!

なんと、昼食会場に行くと、ほどなくAさんが現れた・・・。

Aさんいわく

「せっかく旅行に来たんだから、何でも見たいの!全部寄りたいのっ!もったいないじゃないのーーーー!!」

ということで、とりあえず、中をぐるりと見て、超高速で参道を下って追いついたらしい。

スゴイ・・・。

おそらく70代ぐらいかとお見受けしましたが、そのパワーたるや、とてもかないそうにありません。

お昼ご飯は軽めに讃岐うどんがついたお弁当。写真とるの忘れた・・・。

昼食後、少し時間があるということで、辺りをぶらぶら。と、スイーツおぢさんのオットがすかさず目を付けたのは・・・

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めざとい・・・。

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さかんに、私にも食べるよううながしますが、丁重にお断り申し上げます・・・。(だから、境界性糖尿だってばっ!!)

外国人観光客から高評価を受けている「栗林公園」

さて、バスは次なる観光先、栗林公園に向かいます。

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あっ「くりばやし」じゃないからね。

「りつりん」と読みます。

(総合旅行業務取扱管理者の資格を取るために勉強したんだもん!!)

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実は栗林公園。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では、三ツ星ランク。

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日本の名庭園とえば、水戸の偕楽園・岡山の後楽園・金沢の兼六園ですが、アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の第1位は島根県の「足立美術館」だそう。

窓枠を額縁に見立てた庭園の景色は一見の価値あり。

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(写真は足立美術館の庭園)

栗林公園は第9位だそうです。と、バスの中でバスガイドさんが紹介してくれていました。

「栗林」って言いながら栗の木がほとんどないのはなぜ?

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ボランティアガイドさんによると、この栗林公園。1642年、初代高松藩主・松平頼重公(水戸光圀公のお兄さん)が先の領主・生駒高俊公より引き継ぎ、歴代藩主が修築を重ねてきたものだそうです。

こんもりと後ろの方にみえるのが「紫雲山」。お庭はこの山を背景に、6つの池と13の築山を配し、江戸初期の回遊式大名庭園として構成されています。

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大きく分けると「南庭」と「北庭」に分かれていて、両方回ると約2時間ぐらいかかるそう。なので、今回は南庭のみ。

実は「栗林公園」、「栗林」ってつくのに、栗の木がほとんどない。

もともとは北庭にたくさん植えられてたそうですが、猟のじゃまだったから切っちゃえ!ってお殿様が敢行し、現在では3株を残すのみです。

栗の木はないけど立派な松はたくさんある栗林公園!

その代り、見事な松がたくさん植えられています。

お手植松、鶴亀松、箱松、屏風松・・・。

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お手入れに時間とお金をかけて、見事な枝ぶりを見せてくれます。

園内には約1400本の松があり、そのうち、約1,000本が手入れされているそう。

そして、こちらが「根上り五葉松」。

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徳川家斉公が松平9代藩主頼恕公へ送った盆栽をここに植えたところ、このように大きく成長したそうです。

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歴代藩主がこよなく愛した「掬月亭(きくげつてい)」。

数奇屋風書院造りの茶屋で、「水を掬すれば月手に在り」という唐詩の一句から名付けられたとか。

ここから眺める南湖の景色はことのほか美しく、お抹茶や煎茶をいただきながらゆっくり休憩するのがおススメ。(私たちにはそんな時間はなかったけどね)

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団体行動のツアー客はともかく慌ただしく移動するのみ。

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池の向こうに先ほどの掬月亭が見えます。この日はお茶会(野点?)をやってました。美しいお着物姿のご婦人方が遠くに見えます。

栗林公園には語学も堪能な元海猿の船頭さんがっ!?

そして、私たちの右手からあらわれた「南湖周遊和舟」

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お殿様、お姫様気分で庭園を楽しめる遊覧船でございます。

歴代のお殿様もこのように池に舟を浮かべ、四季に移ろうお庭を風雅に楽しんだそうです。

船頭さんの解説でのんびり南湖を一周。定員は6名でオトナ1人610円。

ガイドさんによると船頭さんは元海猿なんで、万が一、池に落ちてもすぐに助けてもらえるのでご心配なく・・・。

外国語も堪能ですって!

やるなー、海猿。

もちろん、団体行動中の私たちにはそのような風流な時間はなく、先を急ぐのでございました。

栗林公園のボランティアガイドさん、その正体は・・・!?

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「みなさんをご案内した私、実はお茶屋の回し者だったのです」
と、最後にガイドさんが案内したのは出口付近にある「花園亭」。
みなさん、こちらでほっと一息つきました。

9月ですが、陽射しも強く、汗をかいたのでご婦人方は栗ソフトに群がっておりました。

ボランティアガイドは無料なので、ぜひ、栗林公園にお越しの際は、お願いしてみてくださいね!

いよいよ小豆島へ!バスでフェリーに乗る初体験

さて、栗林公園を駆け足で満喫した後はいよいよ小豆島へ向かいます。

と、その前にいつものバス天国を・・・。

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こちらはリフト付き福祉タクシー。栗林公園では車椅子やシルバーカーの貸し出し(無料)もあるそうです。

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公園の駐車場は県営のものが2つ。

この日は平日ということで、駐車場に停まるバスも少なめでゆったりしてました。

さて、いよいよフェリー乗り場へ出発。この日は小豆島の「ホテルオリビアン小豆島」に宿泊します。バスの中で、ガイドさんから小豆島についてのレクチャー。

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この地図をよーく見ると、小豆島って牛のカタチによく似てる。

フェリーは高松を出て、小豆島の土庄港へ向かいます。

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高松と小豆島は1日15便。所要時間は約1時間。距離にして約22kmの行程です。ちなみにバスのフェリー運賃は5m未満で6,210円。(4m未満だと4,940円ね)

大人は690円になります。バス旅行の幹事さん、ご参考に・・・。

小豆島へは姫路や岡山からもフェリーでアクセス可能

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高松港出発の小豆島行フェリー

小豆島へ渡るフェリーはこの他、姫路からもでており、入る港は福田港。こちらは約1時間40分。

5m未満のバスなら9,230円、4m未満なら7,390円です。ちなみに岡山からは約1時間10分。

関西や中国地方からも意外とアクセスがいいですね。

バスの場合も乗用車と同じで、乗客はバスに乗ったまま、フェリーへと乗船します。

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バスに乗ったままフェリーへ乗船します。

のるぞーーー!

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いよいよフェリーに乗船

のったぞーーー!!

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フェリーに乗ったぞーー

まあ、乗用車と同じですがね。

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甲板で記念撮影する人々
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船がでるぞーーー

天気もいいので、甲板でくつろぐことに。風も気持ちいい。

途中で瀬戸内海に浮かぶ島々をのんびり眺めながら、クルーズ気分を味わえます。ところが、ここで失敗・・・。

思いのほか陽射しがきつく、めっちゃ眩しいし、暑い・・・。うっかり日傘をバッグにいれたままバスに置いてきちゃった。

あまりにも陽射しが痛いので、船内に避難・・・と思ったら、座席を占拠して寝るおじさんたち。

船内、ガラガラだったから座れると思ってたのに、あちこちで寝そべり、高いびき・・・。

しかたなく、甲板に戻り、9月の陽射しを戦う決意を固めたのでした。

お醤油の香り漂う!?小豆島・士庄港に到着

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土庄港についた

小豆島の土庄港に到着~。

港はお醤油の薫りに包まれておりました。

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土庄港のフェリー発着所

この後、バスは世界一狭い海峡を渡り、ホテルへ向かいます。

小豆島本当(洲崎)と前島(土庄)の間を流れる全長2.5㎞の海峡。ギネスにも認定されています。

正式な名称は「土渕海峡(どぶちかいきょう)」。

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世界一狭い海峡を渡る

せまっ!

と、ここで添乗員さんより、宿泊ホテルについての説明。

「部屋割をお伝えするので、名前を呼ばれたらお返事ください」

ここでも期待に応えてくれました、Aさん。他の人の名前が次々呼ばれる中、ひたすら

「はいっ!はい、はいっ!!はいっーーーー!!」

と返事をし続ける。添乗員さんも常に前のめりなAさんに慣れたようで

完全、スル―。

瀬戸内海一の夕陽が見える「ホテルオリビアン小豆島」に宿泊

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ホテルオリビアン小豆島に到着

そして、つきましたーーー。

ホテルオリビアン小豆島。夕陽が丘の上にあり、瀬戸内海一の夕陽が見られるというホテルです。

大浴場の外に露天風呂があり、ここから眺める夕日は格別だとか。お風呂は温泉で、約30万年前に降った雨水が濾過され、湧き出しているという古代温泉で、ph9.0と美肌具合が半端ないそうです。

16万平方メートルという広々とした敷地で、ドッグランやグラウンド、ミニゴルフコース、プールもあります。

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ホテルオリビアンのテラス
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16万平方メートルという広大な敷地にはミニゴルフコースも

ウエルカムドリンク(シャンパン)をいただき、さっそくお部屋へ。

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洋室のツインルームです

お部屋の窓からはゴルフコースを一望。

この他、和洋室タイプや和室タイプもあるそうなので、合宿や大家族で一緒にお泊りもできそうです。

さて、ちょっと早めにチェックイン(16時ぐらい)した私たち。この後は団体行動を解かれ、各自で朝まで自由にくつろげやっ!と、いわれました。

やったね。

(--続く--)

▼「こんぴら詣と小豆島オリーブ1泊2日旅行」シリーズ
金刀比羅神社で行き倒れそう編
海猿がいる栗林公園編
寒霞渓と二十四の瞳編
オリーブ畑と千枚田編

※料金やサービス等は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。

この記事を書いた人
ちくわ

旅行メディア編集長兼ライター、総合旅行業務取扱管理者、旅行会社勤務経験あり、目黒区ボランティアガイド見習い中。プライベートでも古代史オタクとして年に数回フィールドワークに出かける旅好き。時々バス愛がさく裂!?

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