三重県内で陸上部合宿！津市出発で2泊3日貸切バス往復送迎の料金目安は？
部活動の大会や合宿の移動手段としても利用されることが多い、貸切バス。使ってみたいけれど料金が気になるという方も少なくありません。
そこで今回は、三重県で実際に依頼のあった貸切バス送迎をモデルコースに、実際のバス料金目安をご紹介。三重県内を貸切バスで移動する、2泊3日の往復送迎プランです。
三重県でスポーツ合宿や試合会場によく使われる施設もご紹介します。
三重県津駅出発・紀伊長島駅までの送迎モデルコース
今回ご紹介するモデルケースの出発地は、三重県の津駅。三重県北牟婁郡紀北町にある「東長島スポーツ公園グラウンド」の最寄り駅「紀伊長島駅」までの合宿送迎プランです。
「東長島スポーツ公園グラウンド」は、廃校になった高校の体育館などを改修して作った町営生涯学習施設で、広さ12,000平方メートルのグラウンド、体育館、芝生広場、テニスコート、武道館などを有します。
太平洋に面する紀北町は、冬でもめったに積雪しないので冬場の合宿にぴったり。面積の9割が森という、自然豊かな町です。
＜三重県津駅から紀伊長島駅まで合宿送迎モデルプラン＞
1日目）
▼7:00 三重県津市 津駅東口からバス乗車
サービスエリアでトイレ休憩
▼9:00 三重県北牟婁郡紀北町 紀伊長島駅到着
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3日目）
▼14:00 三重県北牟婁郡紀北町 紀伊長島駅出発
サービスエリアでトイレ休憩
▼16:00 三重県津市 津駅東口到着
バスはいったん返す）
（4時間・150㎞利用・税込）
・大型観光バス 136,224円～
・中型観光バス 115,632円～
・マイクロバス 98,208円～
※バス回送往復分、安全確認の2時間×2日分=4時間も含めて計算。
※高速道路、有料道路代は2往復分かかります。
※バス会社から乗降場所までの回送分は含みません。
上記金額は2023年8月25日に国土交通省が公示した「新公示運賃額（最低基準額）」に基づき、計算した最低基準額です。実際のバス料金は、各バス会社が中部運輸局に届け出た単価で計算します。
このため、正確な料金は見積りを取らない限りわかりません。また、バス会社ごとに単価が異なるので、しっかりと見積りを取り寄せて、比較しないと損をしてしまいますよ。
三重を含め、中部エリア出発の貸切バス料金の目安は以下の記事も参考にしてください。
三重県の伊勢市でスポーツ合宿助成金があります
三重県内で合宿を希望している場合、伊勢市で補助金制度があります。
伊勢市集大会・合宿誘致補助金
伊勢市内で県大会以上の学会・総会・研修会等の各種会議や、スポーツ・文化活動の合宿旅行を行う団体に対して適用されます。条件は以下の通り。
- 市内の対象宿泊施設に延べ30人泊以上
- 開催日の2週間前に申請
- 他の補助金との併用不可
- 公的機関の主催、共催はNG
- 政治的、宗教的、営利目的の活動でないこと
補助金額は宿泊延べ人数×1,000円で、1団体1回に付き50万円が上限です。
伊勢市には硬式野球が可能な「ダイムスタジアム伊勢（伊勢市倉田山公園野球場）」や、砂入り人工芝コートの「伊勢市市営庭球場」、バスケットボール・バレーボールなどの合宿が可能な「御薗B＆G海洋センター・体育館・プール」などがあります。
補助金はスポーツだけではなく、文化部でも利用できますのでぜひ！
荷物が多いスポーツ合宿、バスに乗せられる荷物の量はどのくらい？
スポーツ合宿の場合、練習や試合で使用する荷物が多いことが良くあります。モデルケースのように陸上部なら、自分たちの宿泊荷物程度なので問題ありませんが、野球・サッカー・バスケなどは道具が多くなりやすいので注意が必要です。
マイクロバスには荷物室がないので、荷物が多い場合は座席をつぶして乗せることになります。また、小型の観光バスタイプも荷物室がないことがほとんど。
この場合、定員数より少ない人数での利用なら可能ですが、20名乗車となると荷物を置くスペースがとれません。
生徒たちはバスで、荷物は監督や保護者の車で運ぶなど、工夫するのもいいですね。バスの大きさ別にトランクルームの容量を比較した以下の記事を参考にしてください。
送迎バスの費用にはレンタル代（車両・運転手・ガソリン代・車両保険代）以外の経費（高速道路通行料金、駐車場代、運転手の宿泊代など）が実費となります。
試合会場にバスの乗降場所があるかどうか、宿泊先ホテルにバス駐車場があるかどうか、ない場合は近隣でバス乗降場所、駐車場を事前に探しておきましょう。
≫バスの高速料金調べ方はこちら
≫貸切バスの駐車場・運転手のホテル予約について
▼貸切バスの大きさ・定員数について
貸切バス乗車人数比較 | 大型バスの定員 | 中型バスの定員 | 小型バスの定員 | マイクロバスの定員
三重県で試合会場としてよく利用される施設
三重県内で練習試合や公式戦（大会など）によく利用されているスポーツ施設をご紹介します。2021年に開催された第76回国民体育大会「三重とこわか国体」などの資料をもとに3ヶ所をピックアップしました。
県内唯一の日本陸上競技連盟公認第1種陸上競技場「三重交通G スポーツの杜 伊勢（三重県営総合競技場）」
伊勢神宮からほど近い、五十鈴公園内にある「三重交通G スポーツの杜 伊勢」。陸上競技場と体育館、トレーニングセンターからなり、とこわか国体では陸上競技と相撲の会場となりました。
陸上競技場は、三重県内唯一の日本陸上競技連盟公認第1種陸上競技場で、過去にも国体や高校総体の会場として使用されています。とこわか国体に向けて2017年に大規模改修され、メインの競技場と第二競技場、長距離競争場、付帯投てき場を有しますが、ハンマー投げはできません。
体育館は本館と別館があり、合わせるとバスケットボールコート3面、バレーボールコート5面、バドミントンコート13面分の広さがあります。空き時間には、すぐそばを流れる五十鈴川の清流が癒してくれます。
また、伊勢市では、市内で開催される集大会・合宿参加者に対し「伊勢市集大会・合宿誘致補助金」を出しています。
補助金額
・延べ泊数（延べ30泊以上）×1,000円
・上限額500,000円
利用条件
・市内において開催される集大会・スポーツ合宿などで、延べ宿泊数が30人以上
＜基本情報＞
三重交通G スポーツの杜 伊勢（三重県営総合競技場）
所在地：三重県伊勢市宇治館町510
問合せ先：0596-22-0188
休館日：第1月曜日（祝日の場合はその翌日の平日）
バス駐車場：あり（要問合せ）
＜貸切バス往復送迎料金相場＞
■近鉄四日市駅を7時出発で三重交通G スポーツの杜 伊勢9時着、現地ではバスを利用せず、3日目に三重交通G スポーツの杜 伊勢15時お迎え、近鉄四日市駅17時終了で往復送迎した場合
（4時間・200㎞利用・税込）
・大型観光バス 151,624円～
・中型観光バス 128,832円～
・マイクロバス 109,208円～
※バス回送往復分、安全確認の2時間×2日分=4時間も含めて計算。
※高速道路、有料道路代は2往復分かかります。
※バス会社から乗降場所までの回送分は含みません。
充実の設備が嬉しい「三重交通G スポーツの杜 鈴鹿（鈴鹿スポーツガーデン）」
「三重交通G スポーツの杜 鈴鹿」は、水泳場、庭球場、サッカー・ラグビー場、体育館、クライミングウォール、ウォーキングコースを有します。とこわか国体では、水泳、サッカー、ハンドボール、ソフトテニス、ラグビーの会場として使用されました。
県内でも数少ない屋根付きコートを有する庭球場、第4グラウンドまであるサッカーラグビー場、クライミングウォールは高さ13m・最大傾斜130度。アーティスティックスイミングにも兼用できる国際公認飛込プールがある水泳場は、日本オリンピック委員会競技別強化センター指定施設に認定されています。
国体以外でも、スポーツ少年団や高校生の練習、各競技の大会などで頻繁に使用されています。
＜基本情報＞
三重交通G スポーツの杜 鈴鹿
所在地：三重県鈴鹿市御薗町1669
問合せ先：
059-372-2250（水泳場）
059-372-2285（庭球場）
059-372-2511（サッカー・ラグビー場、クライミングウォール）
059-372-8850（体育館）
休館日：第1月曜日（祝日等の場合は同一月内の月曜日）
バス駐車場：あり
＜貸切バス往復送迎料金相場＞
■松坂駅を7時30分出発で三重交通G スポーツの杜 鈴鹿9時着、現地ではバスを利用せず、3日目に三重交通G スポーツの杜 鈴鹿15時お迎え、松坂駅16時30分終了で往復送迎した場合
（3時間・70㎞利用・税込）
・大型観光バス 96,580円～
・中型観光バス 81,840円～
・マイクロバス 69,740円～
※バス回送往復分、安全確認の2時間×2日分=4時間も含めて計算。
※高速道路、有料道路代は2往復分かかります。
※バス会社から乗降場所までの回送分は含みません。
おいしいパフェも食べられる「津市産業・スポーツセンター」
総合スポーツ用品メーカー・ミズノが管理運営する「津市産業・スポーツセンター」は、メッセウイング・みえ（産業展示場）、サオリーナ（体育館）、三重武道館（武道館）からなります。とこわか国体では、サオリーナがバレーボール、バスケットボール、レスリング、柔道、3B体操の会場として使用されました。
サオリーナという名称は、津市出身のレスリング選手・吉田沙保里さんの名前にちなんだもの。メインアリーナ、サブアリーナ、屋内プールなどのほか、トレーニングルームとフリーウェイトルームも設備が充実しています。
武道館には剣道場、柔道場、弓道場を完備。メッセウイング・みえ内にある「れっどらいん厨房」の、季節のフルーツを使ったパフェも隠れた人気です。
＜基本情報＞
津市産業・スポーツセンター
所在地：三重県津市北河路町19-1
問合せ先：059-223-4655
休館日：年末年始（プールは毎月第2火曜日）
バス駐車場：要問合せ
＜貸切バス往復送迎料金相場＞
■伊賀上野駅を7時30分出発で津市産業・スポーツセンター9時着、現地ではバスを利用せず、3日目に津市産業・スポーツセンター15時お迎え、伊賀上野駅16時30分終了で往復送迎した場合
（3時間・100㎞利用・税込）
・大型観光バス 105,820円～
・中型観光バス 89,760円～
・マイクロバス 76,340円～
※バス回送往復分、安全確認の2時間×2日分=4時間も含めて計算。
※高速道路、有料道路代は2往復分かかります。
※バス会社から乗降場所までの回送分は含みません。
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※記事内の情報は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページで必ず確認してください。
★記事内で紹介した貸切バス料金目安は、2023年8月25日に国土交通省から発表された「新公示運賃額」に基づき計算した最低基準額です。
バス会社ごとに料金を算出する単価が異なりますので、あくまでも目安としてお考えください。
貸切バスをご利用になる場合は必ず見積りを取り寄せて、正確な金額を確認しましょう。
- バス観光マガジン編集部 編集ライター
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