高校生がプランニングした沖縄修学旅行4泊5日プラン！貸切バス料金はどのぐらい？

沖縄は北海道と並んで修学旅行の行き先として大人気！コロナ禍で中止する学校も多く、沖縄県側としても感染状況が落ち着いてからの実施を呼びかけてきました。

現在では、修学旅行問合せ窓口を設置し、事前学習や情報収集としてオンラインフェアも実施。沖縄県では独自の「防疫観光ガイドライン」を設定しているほか、「旅行者専用相談センター沖縄（TACO）」を設置することで安心・安全な実施をサポートしています。

今回は現役高校生が自ら考えた沖縄修学旅行4泊5日のプランをモデルコースとして貸切バス料金を計算。立ち寄り先の見どころも併せてご紹介しましょう。

那覇空港出発・4泊5日の修学旅行プラン

今回、沖縄修学旅行プランを考えたのは都内の高校に通う現役高校生です。こちらの学校では、生徒の有志たちが自らどこで何を学びたいかを考えて企画。

全校生徒に対してプレゼンを行い、投票で修学旅行の行き先やプランを決めているそうです。自分たちで考えたプランででかける旅行はとても意義深く、思い出に残ることでしょうね。

＜那覇空港出発4泊5日修学旅行モデルプラン＞

■1日目（利用時間5時間30分・移動距離120㎞）
▼14:00　那覇空港でバス乗車
▼14:30　首里城見学
▼16:10　識名園見学
▼17:45　沖縄ホテル着・終了
※2021年10月現在、沖縄ホテルは休館中です

■2日目（利用時間7時間30分・移動距離100㎞）
▼8:30　ホテル出発
▼8:50　海軍司令部壕見学
▼10:45　ひめゆりの塔見学
▼12:45　沖縄ワールド見学・昼食
▼15:35　斎場御嶽見学
▼17:45　ユインチホテル南城着・終了

■3日目（利用7時間・移動距離80㎞）
▼8:30　ホテル出発
▼9:10　中城城跡見学
▼11:00　コザ・ミュージックタウン見学・昼食
▼14:15　ネイチャーみらい館着・アクティビティなどを楽しむ
（バス利用は終了）

■4日目（利用7時間・移動距離80㎞）
▼9:00　ホテル出発
▼9:30　青の洞窟でアクティビティ
▼14:15　ホテルムーンビーチ着・自由行動
（バス利用は終了）

■5日目（利用7時間・移動距離80㎞）
▼9:00　ホテル出発
▼10:00　国際通り到着・自由行動
▼13:15　那覇空港着・終了

★4泊5日貸切バス利用合計
（32時間・200㎞利用・税込）
・大型観光バス　461,626円～
・中型観光バス　391,204円～
・マイクロバス　329,098円～
※バスはいったん返す、回送代を含めて計算しています。
※観光施設入場料やバス駐車場、高速道路代等実費が別途かかります。

▼貸切バスの大きさ・定員数について
貸切バス乗車人数比較 | 大型バスの定員 | 中型バスの定員 | 小型バスの定員 | マイクロバスの定員

沖縄観光でバスの乗降・駐車可能な場所

国内有数の観光地として知られる沖縄。本土のように公共交通機関が発達していないため、原則車での移動となります。

修学旅行のように大勢で移動する場合は、観光バスを利用することになり、複数台が同時に動くので駐車場確保は必須。特に国際通りなどは常に混みあうので要注意です。

那覇市内にある観光バス駐車場・乗降所

沖縄玄関口の那覇空港は、1階到着ロビーを出た正面にあるバスプールが乗降場所です。バス会社には事前に搭乗便名や到着時間を伝えておくとスムーズです。

以下、那覇市内にある駐車場・乗降所をまとめました。

●首里城公園駐車場：観光バス20～46台（修学旅行は事前予約可）1回960円
●識名園駐車場：観光バス113台駐車可能、無料
●那覇市桶川「のうれんプラザ」隣： NPC24H貸切バス乗降場、大型バス5台・マイクロバス1台停車可能（駐車は不可）、最初の20分は無料、以降20分ごとに1,000円
●那覇市通同町1番・明治橋近く：明橋貸切バス待機場、大型バス26台駐車可、2020年4月から有料化予定

沖縄県内で修学旅行行き先におすすめのスポット紹介

今回の2泊3日修学旅行プランでピックアップした行き先についてダイジェストにご紹介していきます。

修学旅行生向け・地元中高生の観光ガイドもある「首里城」

世界遺産である首里城は、2019年10月31日に火災が発生し、正殿を含む建物8棟が焼失してしまいました。琉球王国時代の政治・文化の中心地であり、沖縄観光のシンボルでもありました。

2021年10月現在では見学エリアが拡大。復興の様子を見ることができるようになっています。

また、沖縄の興南中学校・高校生の生徒たち「興南アクト部」のメンバーが修学旅行生を対象とした首里城ガイドを行っています。全員ガイド研修を受講済。

焼失前の首里城をVRで再現しながら案内してくれますよ。同世代の視点から紹介される沖縄・首里城の見どころは特別な体験になることでしょう。

＜基本情報＞

首里城公園
住所：沖縄県那覇市首里金城町1-2
問合せ先：098-886-2020
開館時間：8時30分～18時（有料区域は9時～17時30分まで）
入館料：20名以上の団体で大人320円、高校生240円、小中学生120円
バス駐車場：修学旅行での利用は事前予約で最大3時間まで、大型バス1台につき1回970円です。

中国の影響も受けた琉球時代の庭園「識名園（しきなえん）」

琉球王家の別邸であり、中国皇帝の使者をもてなす場として1799年につくられた回遊式庭園です。随所に中国様式も取り入れられ、赤瓦葺きの琉球伝統家屋「御殿（うどぅん）」などもあり、両方の建築様式を融合させた独自の文化を感じることができます。

第二次世界大戦に甚大な被害を受けますがその後再建。2000年には世界遺産に登録されています。

園内には今も清らかな水が湧き出る「育徳泉（いくとくせん）」があり、“シマチスジノリ”という紅藻類の発生地として国の天然記念物に指定。”心”という字を崩した形になっている心地池も見所のひとつです。。

＜基本情報＞

識名園
住所：沖縄県那覇市真地421-7
問合せ先：098-855-5936（識名園管理事務所）
開館時間：4月1日～9月30日　9時～18時/10月1日～3月31日　9時～17時30分、毎週水曜日休み
入園料：20名以上の団体で大人320円、中学生以下160円
バス駐車場：駐車可（無料・要問合せ）

歴史を知る上で欠かせない戦争遺跡「海軍司令部壕」

第2次世界大戦において沖縄は本土防衛最後の砦として、日本で唯一住民を巻き込んだ地上戦が行われた場所。海軍司令部基地として作られた壕は、当時のまま残されており、激戦が繰り広げた歴史を体感できます。

手掘りされた跡や幕僚が手榴弾で自決した時の破片の跡、司令官が壁に書き残した文字など。机の上や映像などでは感じることが出来ない、生々しい戦争の傷跡を目で確かめることで平和とは何かを考える貴重な機会となることでしょう。

修学旅行向けに平和教育プログラムも実施しています。

＜基本情報＞

旧海軍司令部壕
住所：沖縄県豊見城市字豊見城236番地
問合せ先：098-850-4055
開館時間：9時～16時、年中無休
入館料：20名以上で大人400円、小中学生200円
バス駐車場：駐車可、無料

沖縄陸軍病院に動員された女生徒たちの慰霊碑「ひめゆりの塔」

第二次世界大戦中、看護要員として、沖縄陸軍病院に配属された沖縄師範学校と沖縄県立第一高等女学校の生徒222名と引率教師18名。不眠不休で負傷兵の看護にあたっていました。

その後、1945年6月18日に突然の解散命令が出され、伊原第三外科壕に避難していたところ、米軍のガス弾攻撃を受け、大勢の命が失われてしまいました。

そんな学徒たちの霊を祀るために1945年慰霊碑を建立。沖縄県立第一高等女学校生たちを”乙姫”、沖縄模範学校女子部たちの生徒を“白百合”と名付けていたことから両方を合わせ、ひめゆり（姫百合」にしたといわれています。

ひめゆりの塔を抜けると、平和祈念資料館があります。6つの展示室では、ひめゆり学徒たちが実際に体験した様子をジオラマやVTRなどを使って紹介。

沖縄の人々が体験した戦争の痛みを間近に感じることができます。

＜基本情報＞

ひめゆりの塔・平和祈念資料館
住所：沖縄県糸満市字伊原671-
問合せ先：098-997-2100
開館時間：9時～17時25分、年中無休
入館料：20名以上で大人400円、高校生200円、小中学生110円
バス駐車場：駐車可、無料

首里城下町を再現した沖縄最大のテーマパーク「沖縄ワールド」

沖縄ワールドは赤瓦の古民家を再現した街並みが広がる沖縄体験の殿堂。神秘的な玉泉洞や熱帯フルーツ園、琉球ガラス・伝統工芸品が体験できるエリア、伝統芸能であるエイサーショー、ハブ植物公園など見どころが満載です。

約30万年の年月をかけて創られた玉泉洞は自然の驚異を間近に感じることができる人気スポット。洞窟探検は注目のアクティビティになっています。

また、琉球王国城下町を再現した場所では、当時の暮らしや文化、神事などを再現。当時へタイムスリップしたかのような散策が楽しめます。

＜基本情報＞

沖縄ワールド
住所：沖縄県南城市玉城字前川1336番地
問合せ先：098-949-7421
入館料：15名以上で大人500円～1,400円
バス駐車場：駐車可、無料

琉球王国最高の聖地・世界遺産「斎場御嶽（せーふぁーうたき）」

斎場御嶽は、琉球王国の創世神“アマミキヨ”が創ったといわれる琉球王国最高の聖地といわれています。御嶽の中には六つのイビ（神域）があり、琉球国王や琉球の最高神女（さいこうしんじょ）である聞得大君（きこえおおきみ）の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り」（アガリウマーイ）の参拝地として、現在も多くの参拝者を迎え入れています。

ガイドと一緒に回ると、斎場御嶽にまつわる神話や琉球王国の歴史、精神文化などを知ることができるのでお勧めです。

＜基本情報＞

斎場御嶽
住所：岐阜県大垣市昼飯町大塚175ほか
問合せ先：0584-47-8067（大垣市教育委員会）
入場時間：3月～10月　9時～18時/11月～2月　9時～17時30分
※休館日は公式ホームぺージを確認
入場料：20名以上で大人300円、小中学生150円
バス駐車場：駐車可、無料

厳選かけ流しの天然温泉がある「ウェルネスリゾート沖縄休暇センターユインチホテル南城」

沖縄本島の南東、南城市の佐敷の丘の上にあるユインチホテル南城。沖縄で貴重な100％源泉かけ流し天然温泉があります。

太古の化石海水を含み、美肌効果にも関連があるといわれるメタケイ酸やカルシウム、ヨー素、鉄や栄養塩類も多く含まれるため、スキンケア効果も抜群。展望風呂からは太平洋や南城市が見渡せ、夜は美しい星空が広がります。

＜基本情報＞

ユインチホテル南城
住所：沖縄県南城市佐敷字新里1688
問合せ先： 098-947-0111
バス駐車場：駐車可、無料

琉球の武将・護佐丸が移り住み城郭を拡張したといわれる「中城城跡（なかぐすくじょうあと）」

護佐丸（ごさまる）は琉球王国が統一される頃に活躍した武将。首里王府の命を受けて、ここへ移り住んだといわれています。標高約160ｍの丘の上に琉球石灰岩で六連郭の城壁を築き、その石積みの美しさは建築当時のまま。

晴れた日はここから美しいパノラマビューが楽しめます。世界遺産・国指定史跡・日本100名城の一つです。

＜基本情報＞

中城城跡
住所：沖縄県中頭郡中城村泊1258番地
問合せ先：098-935-5719（中城城跡共同管理協議会）
入場時間：10月～4月　8時30分～17時/5月～9月　8時30分～18時、年中無休
入場料：団体20名以上で300円、中高生200円、小学生以下100円
バス駐車場：大型バス7台駐車可、無料

音楽のまち沖縄市のシンボル「コザミュージックタウン」

ゴヤ十字路に2007年7月にオープンした新名所。建物内にあるミュージックタウンにはトップクラスの音響、照明、舞台設備を誇る大型ライブホールや音楽スタジオが整備され、さまざまな音楽イベントが開催されています。

1階にある音楽広場では地元インディーズバンドのストリートライブやイベントを開催。CDやTシャツショップ、飲食店などがあります。エイサー会館ではエイサー体験も可能。

＜基本情報＞

コザミュージックタウン
住所：沖縄県沖縄市上地1-1-1
問合せ先：098-995-9104
拝観料：宝物殿、舎利堂は大人500円、小中学生200円、幼児100円
バス駐車場：有料、要問合せ

アウトドア体験などが可能！「ネイチャーみらい館」

金武町にある自然体験学習施設「ネイチャーみらい館」は2006年のオープン。広大な敷地にはコテージやキャンプ場があり、マリンスポーツや沖縄伝統文化体験、隣接する億首川（おくくびがわ）でカヌー体験を楽しんだできます。

沖縄本島では珍しいマングローブ林をカヌーで楽しんだり、泥だらけになって遊ぶたんぼ遊び体験など、ユニークなプログラムがいっぱい。修学旅行向けに漁業体験、生活体験などのプログラムもあります。

夕食は楽しくBBQ！その後はキャンプファイヤーや花火を楽しんだり、星空観察もおすすめです。

＜基本情報＞

ネイチャーみらい館
住所：沖縄県国頭郡金武町字金武11818-2
問合せ先：098-968-6117 （自然体験学習施設ネイチャーみらい館管理事務所）
営業時間：9時～18時
バス駐車場：駐車可（要問合せ）

シュノーケリングやダイビングで大人気「沖縄青の洞窟」

恩納村真栄田岬にある青の洞窟。崖下にある洞窟で内部に差し込む太陽光の反射により、海面が神秘的なブルーに輝くことで人気があります。原則は現地のツアーに参加するのがベスト。人数が多い場合は、別途相談しておきましょう。

アクセスする方法は歩いてビーチまで行き、海にエントリーする方法とボートで洞窟まで行き、そこからエントリーする方法。風が強くなると高波が出るため、遊泳禁止になる可能性もあるのでご注意を。

エントリーできなかった場合に備えて、他の代替プランも考えておきましょう。

シュノーケリングなら4歳からツアーに参加可能。ダイビングは12歳からOKです。病歴などがあり参加できない方もいらっしゃるかと思うので、無理のない計画を考えておきましょう。

＜基本情報＞

沖縄青の洞窟（真栄田岬）
住所：沖縄県国頭郡恩納村真栄田４６９−１
問合せ先：098-982-5339（株式会社まえだ）
バス駐車場：あり（要問合せ）

三日月形の真っ白なビーチが広がる「ホテルムーンビーチ」

1975年に開業したホテルムーンビーチ。沖縄初の本格的なリゾートホテルとして注目を集めました。

修学旅行の受け入れ態勢が整っており、マリンスポーツや沖縄文化、テーブルマナー、エイサー、琉球舞踏・島唄・島太鼓・琉球古武道・空手の演武や体験などができます。

また、ムーンビーチが所有する無人島・ヨウ島ピクニックツアーも人気。エコツアーやバーベキューランチ、マリンスポーツ体験とゆっくり過ごせます。

＜基本情報＞

ホテルムーンビーチ
住所：沖縄県国頭郡恩納村字前兼久1203
問合せ先：098-965-1020
バス駐車場：あり（要問合せ）

お土産や食事などギリギリまで楽しめる「国際通り」

沖縄旅行といえばここ。グルメやお土産などが集まる観光ストリートです。公設市場もあるので、沖縄の一般家庭でどんなものが食べられているのかなど食卓を垣間見ることができます。

少し脇道にはいると、沖縄クラフトを扱うお店も！2015年には屋台村がオープンし、資産地消をテーマにした地元グルメを楽しむことができます。

沖縄修学旅行の最後に街歩きやショッピングなどをギリギリまで楽しんでいきましょう。

＜基本情報＞

国際通り
住所：沖縄県那覇市牧志3-2-10他
電話：098-863-2755
バス駐車場：なし
※県民広場前、那覇市ぶんかテンブス館前がバス乗降所として認められています。
※また2019年10月より市通堂町の明治橋近くに貸切バス専用待機場が出来ました。大型バス26台程度待機可能（1回1,000円の予定）です。

▼関連コンテンツ
≫貸切バス（送迎バス）のキャンセル料は？

▼ 沖縄観光＆バス駐車場情報

・那覇市内編
・瀬長島や斎場御嶽など南部エリア編
・美浜アメリカンビレッジや読谷村など中部エリア編
・美ら海水族館ややんばるの森北部エリア編

沖縄でおすすめの
貸切バス会社はこちら

この記事を書いた人