中学生の勉強合宿、貸し切りバス送迎料金は?沖縄県内2泊3日モデルプランをご紹介!
夏休みに開催された、中学生対象の勉強合宿。2泊3日の往復送迎に貸切バスをチャーターした場合、料金はいくらくらいになるでしょうか?
今回は、沖縄県で実際に依頼のあった勉強合宿をモデルコースにして、貸切バス料金を計算してみました。沖縄県南部の南風原町から、北部の名護までの2泊3往復日往復プランです。
沖縄県内で勉強合宿や教育旅行におすすめの合宿所もご紹介します。
沖縄県内で勉強合宿、2泊3日貸し切りバス送迎モデルコース
今回ご紹介するモデルコースは、沖縄県島尻郡南風原町を出発し、名護市にある「沖縄県立名護青少年の家」までの往復プランです。
名護青少年の家は、”わらばーだけじゃもったいない!みんなが使えるわったー施設“を謳い、研修室や宿泊施設のほか、体育館、運動広場、キャンプ場などの設備も備えています。
沖縄県内6カ所にある青少年の家は、子どもなら一人320円/泊、大人でも一人630円/泊で宿泊可。研修室の利用料は150円/時間など、利用料が格安なのもうれしいポイントです。
<沖縄県島尻郡南風原町出発・名護青少年の家までの送迎モデルコース>
1日目)
▼08:00 沖縄県南風原町でバス乗車
| サービスエリアでトイレ休憩
▼10:30 「沖縄県立名護青少年自然の家」到着
==========================
3日目)
▼11:00 「沖縄県立名護青少年自然の家」でバス乗車
| サービスエリアでトイレ休憩
▼12:30 沖縄県南風原町到着・終了
■2泊3日勉強合宿送迎貸切バス料金目安
★バスをいったん返す
(3時間・ 150㎞利用・税込)
・大型観光バス 112,300円~
・中型観光バス 95,200円~
・マイクロバス 79,900円~
※2日目はバスを利用しないため、いったんバスを返して最終日にお迎え
※バス乗降場所である南風原町と名護青少年自然の家を2往復した想定で計算。バス会社とバス乗降場所までの回送分は含みません。
※高速道路を利用した場合は2往復分の実費がかかります。
記事内で紹介しているバス料金目安は、2023年6月27日に国土交通省から発表された「新公示運賃額」に基づき計算しています。この金額を下回る料金では運行できないという最低基準額であり、この金額を基に各バス会社が自由に料金設定ができます(上限は特になし)。
バス会社ごとに運輸局に届け出ている単価が異なるため、複数のバス会社から見積りを取り寄せて比較するのがとても重要となります。
沖縄エリアの貸切バス料金の目安は、以下の記事も参考にしてください。
合宿送迎でバスをいったん返す場合の注意点
貸切バスの料金は走らせた距離と時間で計算されます。合宿の場合、2泊~3泊と現地で滞在し、途中はバスを使わないというケースがしばしば。
バスをいったん返して最終日に迎えに来て欲しいという場合、注意しなければならないのは、一度バスを返した場合は回送分も含めて料金計算するということです。
1日目)出発地から合宿地までの片送り
バスを利用している時間はグレーの矢印部分だけですが、バス料金はベージュの回送分も含めて料金計算します。この時、高速道路などを利用した場合は、実費分として往復必要です。
最終日)合宿地から帰着地までの片送り
帰りも同様に利用時間プラス、回送分も含めて計算。つまり、2往復分のバス料金がかかるというわけです。
出発地から合宿先まで近いのなら、いったん返した方が安く済みます。しかし、長距離の場合はむしろ高くなってしまう場合もあります。
まずは見積りを取り寄せて、他の交通手段と料金比較して決めることが交通費を安く抑えるコツですね。
貸切バスの見積り料金には、車両・運転手・ガソリン代・車両保険代が含まれていますが、それ以外の経費(高速道路通行料金、駐車場代など)は実費となりますので別途予算として考えておきましょう。
また、運転手さんとバスを合宿先に停め置く場合は、バスの駐車場確保と運転手さんの宿泊費(1泊2食付きで手配)も幹事さんの方で予約が必要になりますので、ご了承ください。
≫バスの高速料金調べ方はこちら
≫1泊2日の貸切バス旅行は駐車場・運転手のホテル予約は必要?
貸切できるバスの大きさ・定員数については以下を参考にしてください。
貸切バス乗車人数比較 | 大型バスの定員 | 中型バスの定員 | 小型バスの定員 | マイクロバスの定員
沖縄県で合宿におすすめの施設紹介
海まで徒歩3分の施設、スポーツ施設併設の施設、体験学習プログラムが充実している施設など、沖縄県で合宿におすすめの施設をピックアップしてご紹介します。
子どもの合宿から企業研修まで「自然体験学習施設 ネイチャーみらい館」
「自然体験学習施設 ネイチャーみらい館」は海まで徒歩5分。マングローブカヌー体験やマリンスポーツ体験、シーサーづくりなどのプログラムも充実した学習施設です。
コテージは全5棟で定員120名。各棟に野外炊事場が併設されていて、コテージの目の前でバーベキューなども楽しめます。
視聴覚室や体験実習棟なども完備していて、修学旅行や企業研修など幅広く利用されています。土曜日や祝祭日の前日でも一棟42,000円/泊~とリーズナブルで、宿泊のみでの利用も可能です。
<基本情報>
自然体験学習施設 ネイチャーみらい館
住所:沖縄県国頭郡金武町金武11818-2
問合せ先:098-968-6117
<沖縄で勉強合宿送迎・モデルコース>
行き)
▼09:00 豊見城市内でバス乗車
|
▼10:00 自然体験学習施設 ネイチャーみらい館到着・終了
(バスは営業所へ回送)
====================
お迎え)
▼11:00 自然体験学習施設 ネイチャーみらい館お迎え・バス乗車
|
▼12:00 豊見城市内着・終了
■2泊3日勉強合宿送迎貸切バス料金目安
★バスをいったん返す
(2時間・ 120㎞利用・税込)
・大型観光バス 100,300円~
・中型観光バス 85,000円~
・マイクロバス 71,500円~
※2日目はバスを利用しないため、いったんバスを返して最終日にお迎え
※バス乗降場所である豊見城市と自然体験学習施設を2往復した想定で計算。バス会社とバス乗降場所までの回送分は含みません。
※高速道路を利用した場合は2往復分の実費がかかります。
青少年団体なら無料で利用できる「国立沖縄青少年交流の家」
沖縄本島からフェリーで約70分、高速船なら35分で到着する渡嘉敷島。その内陸に建つ「国立沖縄青少年交流の家」は、宿泊可能な体験型研修施設です。
講堂、研修室、セミナールームなど研修施設のほか、体育館、グラウンド、テニスコート、野球場など充実した設備を、青少年団体(教育機関など)は無料で使用することができます。青少年団体以外での利用も、一人810円/泊と格安です。
こちらも、シュノーケリングやエイサー交流、天体観測など体験プログラムが豊富。敷地内には沖縄戦の際の「集団自決跡地」もあり、平和学習のプログラムもあります。
「国立沖縄青少年交流の家」を利用した場合、渡嘉敷島内の観光地巡り用に貸切バスを手配可能(11月~翌2月まで・38,400円・定員25名)です。利用したい場合は、「国立沖縄青少年交流の家」の予約時に合わせて問合せてみましょう。
<基本情報>
国立沖縄青少年交流の家
住所: 沖縄県島尻郡渡嘉敷村字渡嘉敷2760
問合せ先:098-987-2306
<沖縄出発勉強合宿送迎・モデルコース>
行き)
▼09:00 沖縄市内でバス乗車
▼10:00 泊ふ頭旅客ターミナルビル「とまりん」到着・終了
(バスは営業所へ回送)
==========================
お迎え)
▼11:30 国立沖縄青少年交流の家出発
| 渡嘉敷島観光
▼15:30 渡嘉敷港発・
▼16:40 泊ふ頭旅客ターミナルビル「とまりん」到着(バスお迎え)
▼17:40 沖縄市内着終了
■2泊3日合宿送迎貸切バス料金目安
(2時間・ 50㎞利用・税込)
・大型観光バス 72,300円~
・中型観光バス 61,200円~
・マイクロバス 51,900円~
※2日目はバスを利用しないため、いったんバスを返して最終日にお迎え
※バス乗降場所である沖縄市内と泊ふ頭旅客ターミナルビルを2往復した想定で計算。バス会社とバス乗降場所までの回送分は含みません。
※高速道路を利用した場合は2往復分の実費がかかります。
教育旅行の受け入れ経験豊富「コンドミニアムホテル/沖縄体験学習センター しまんちゅクラブ」
修学旅行や教育旅行の受け入れ経験が豊富な「しまんちゅクラブ」。沖縄本島の中央部、恩納村に位置します。
宿泊は最大426名まで可能。多目的ホールや会議室では、プロジェクターやマイクの貸し出しもしています。
スタンドアップパドルサーフィン(SUP)やダイビング、カヤックdeマングローブ、サトウキビの収穫体験など体験プログラムも豊富。長期滞在にも対応していて、ワーケーションプランなども用意されています。
<基本情報>
コンドミニアムホテル/沖縄体験学習センター しまんちゅクラブ
住所:沖縄県恩納村名嘉真 2288-162
問合せ先:098-967-8281
<沖縄出発勉強合宿送迎・モデルコース>
行き)
▼09:00 糸満市内でバス乗車
|適宜トイレ休憩
▼11:00 コンドミニアムホテル/沖縄体験学習センター しまんちゅクラブ到着・終了
(バスは営業所へ回送)
======================
お迎え)
▼10:00 コンドミニアムホテル/沖縄体験学習センター しまんちゅクラブお迎え・バス乗車
|適宜トイレ休憩
▼12:00 糸満市内到着・終了
■2泊3日合宿送迎貸切バス料金目安
バスをいったん返す
(4時間・140㎞利用・税込)
・大型観光バス 108,300円~
・中型観光バス 91,800円~
・マイクロバス 77,100円~
※2日目はバスを利用しないため、いったんバスを返して最終日にお迎え
※バス乗降場所である糸満市内とコンドミニアムホテルを2往復した想定で計算。バス会社とバス乗降場所までの回送分は含みません。
※高速道路を利用した場合は2往復分の実費がかかります。
利用時間が5時間を超える送迎の場合は、バスをいったん返さない方が安くすむ場合が多いです。
2023年9月下旬より、バス会社によりバス料金を計算する「単価」が異なりますので、ぜひ見積りを取り寄せてしっかり比較しましょう。
また、今後も貸切バスの「公示運賃額」の見直しが図られる予定ですので、記事内で紹介している「最低基準額」はあくまでも2023年6月27日時点のものとなります。
バス料金は見積りを取らない限り、正確な金額はわかりませんのでご了承ください。
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