旧古河庭園「秋のバラフェスティバル」が2024年10月5日(土)から開催スタート
大正初期の庭園の原型を留める旧古河庭園。平成18年1月26日に国の名勝に指定されています。春と秋に約100種、200株のバラが咲き誇り、日本庭園と洋風庭園を同時に楽しめる都内でも稀有な場所になっています。
2024年は10月5日(土)から11月8日(金)まで「秋のバラフェスティバル」開催が決定しました!
「秋のバラフェスティバル」では、音楽会や庭園がいろ、バラにちなんだグッズやバラのジェラート販売など、楽しいイベントが盛りだくさん。色とりどりのバラが咲き競う洋風庭園で贅沢なひと時をお過ごしください。
※イベントの詳細は旧古河庭園ホームページをご確認ください。
※洋館は2025年(令和7年)3月まで外壁修理工事を行っているため、外観を見ることができません。
Information
旧古河庭園
住所:東京都北区西ヶ原一丁目
開園時間:9時~17時(入園は16時30分まで)
入園料:150円、65歳以上70円、小学生以下及び都内在住・在学中の中学生は無料
※20名以上の団体で割引あり
★旧古河庭園の洋館は別途入場料が必要です。
旧古河庭園の歴史を少し
旧古河庭園は、武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。もともとは明治の元勲・陸奥宗光の別邸でしたが、宗光の次男が古河財閥の養子になった時、古河家の所有となりました(当時の建物は現存していない)。
現在の洋館と洋風庭園の設計者は、明治から大正にかけて、鹿鳴館、ニコライ堂、旧岩崎邸庭園洋館などを手がけた英国人建築家のジョサイア・コンドル(1852~1920年)です。日本庭園の作庭者は、京都の庭師・植治こと小川治兵衛(1860~1933年)で、洋風庭園にも勝るとも劣らない魅力的な名園を造りあげています。
旧古河邸は1階のホール・ビリヤード室・書斎・応接室・小食堂・大食堂が見学可能です(入館料は別途)。
また見学ガイドツアー(有料・事前申込制)に参加すると、2階の部屋も見ることができます。
バラフェスティバルで訪れた際、ぜひ洋館も見学してみてはいかがでしょうか。
※休館日がありますので、詳しくは大谷美術館ホームページをご覧ください。
編集部がチェック!東京都でおすすめのバラ園&イベント
旧古河庭園以外にもバラ園として有名な場所があります。ぜひ足を運んでみましょう。
鳩山会館のバラ園
文京区音羽にある鳩山家。イギリス風洋館と中庭にはよく手入れされたバラや四季咲きの花々が植えられており、映画やドラマ、CM、雑誌の撮影によく使われています。
NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」、TBS系列ドラマ「花より男子」のロケもこちらです。重要な政治の舞台としても知られており、バラの庭を前に建つイギリス風の外観、ハトをモチーフとするステンドグラス、アダムスタイルの応接室、朝倉文夫作の和夫、春子夫妻像、など見ごたえがあるスポットでもあります。
普段は一般公開はされていない「離れ」ですが、バラの時期のみ庭先を一般公開するのでこちらも見逃せません。全部で90種・160株のバラが咲き誇り、こじんまりとしながらも美しい風景を楽しむことができますよ。
Information
鳩山会館
住所:東京都文京区音羽1-7-1
問合せ:03-5976-2800
開館時間:10時~16時(最終入館は15時30分まで)、月曜休館(祝日の場合は翌日休み)
※1月~2月、8月は休館
入館料:大人600円、65歳以上500円、高校生以上400円、小中学生300円
※団体は20名以上で割引あり
神代植物公園
調布市にある「神代植物公園」は都内唯一として開園した植物公園で、約4,800種、10万本の植物が約30ぶろっくに分かれて配置されています。また、大温室には熱帯、亜熱帯の珍しい植物も。
中でもバラは、第15回世界バラ会議バンクーバー大会において「世界バラ会連合優秀庭園賞(WFRS Award of Garden Excellence)」を受賞するほどの名所として知られています。
開園当時から栽培している海外でも例を見ないほどのバラの老大株、中央部に噴水を配置した左右対称の整形式沈床庭園、ロサ・キネンシス・ミニマなど79種類の原種バラコレクション等、約400種類・5,200株の多彩なバラが一面に咲き誇ります。
春はGW明けころから6月上旬まで、秋は11月下旬~12月上旬頃が見ごろです。それぞれの見ごろに合わせて「バラフェスタ」を開催。
コンサートやカフェテラス、苗木の販売など、さまざまなイベントで賑わいます。
Information
神代植物公園
住所:東京都文京区音羽1-7-1
問合せ:03-5976-2800
開館時間:9時30分~17時(最終入館は16時まで)、月曜休館(祝日の場合は翌日休み)、何祀年始休み
※大温室・水生植物園の閉門時間は16時30分
入館料:大人500円、65歳以上5250円、中学生以上200円、小学生以下無料
※団体は20名以上で割引あり
新宿御苑のバラ園
新宿御苑のバラ園はフランス式整形庭園に110種・約500株のバラを植えています。春は5月中旬~6月初旬頃、秋は10月下旬~11月下旬頃。
新宿御苑は江戸時代に徳川家康の家臣・内藤清成が賜った大名屋敷がルーツだそうです。明治時代に農事試験場が創設され、宮内省の御料地を経て、1906年(明治39年年)に皇室庭園として誕生(引用元:新宿御苑ホームページより)。
1949年(昭和24年)から国民公園として一般公開されて今に至ります。フランスの造園家デザインによるヨーロッパ式の整形式庭園と風景式庭園、日本庭園を巧みに組み合わせた庭園は、明治時代の代表的近代西洋庭園であり、日本における数少ない風景式庭園の名作。
3月~4月にかけては桜のお花見を楽しむ人が大勢足を運びます。
Information
新宿御苑
住所:東京都新宿区内藤町11番地
問合せ:03-3341-1461
入園料:500円、高校生と65歳以上250円、小中学生無料
※30名以上の団体で割引あり
バス駐車場:大型バス5台駐車可、1時間2,200円、以降30分ごとに550円、20時~翌8時まで1回5,500円
町田市立野津田公園・ばら広場
町田市にある野津田公園のばら広場は2021年4月に北口エリアへ移設。283種・447株を移設し、あらたに164種・976株を植えました。春は5月中旬~6月下旬頃、秋は10月下旬~11月上旬頃が見ごろです。
バラフェストは見ごろを迎える5月末の土日、10月末の土日などに開催されているようです。2023年の開催時期がわかり次第またお知らせします。
Information
町田市立野津田公園
住所:東京都町田市野津田町2035
問合せ:042-735-4511
開園時間:6時~20時
バラの開花状況は公式Instagramへ
バス駐車場:1,500円(要予約)
秋留台公園・バラ園
あきる野市にある秋留台公園は、約110種・450株のバラが植えられています。こちらも春と秋に楽しめ、見ごろの時期にローズフェスタを開催。
煉瓦と大理石を使用した東欧風のバラ園が美しいと評判です。イベント開催期間中はバラを使ったワークショップや音楽コンサート、フォトスポット、ミニガイドツアーなどを実施しています。
Information
秋留台公園
住所:東京都あきる野市二宮673-1
問合せ:042-559-6910(秋留台公園サービスセンター)
開園時間:常時開園、無料
バラの開花状況は公式Twitterへ
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