大学のフィールドワークに貸切バスを活用!料金はいくらぐらい?
大学のゼミや研究室で現地視察や研修、合宿、フィールドワーク等出かける場合、交通が不便な場所を効率よく回りたいという要望がよくあります。
そんな時はやっぱり貸切バス。安全に団体でスムーズに移動ができますよ。プロドライバーが付くので知らない土地でも安心してお任せできます。
今回は新潟県内のフィールドワークでバスを借りたいという例を基に、研究テーマ別に行き先を設定。バス料金の目安を併せてお伝えします。
新潟県の柏崎刈羽原子力発電所視察モデルプラン(コース)
新潟県・柏崎市と刈羽村の境界にまたがる柏崎刈羽原子力発電所は、東京ドーム90個分という広大な敷地を有する発電所です。1号機から7号機、合計7つの発電施設があり、世界最大規模といわれています。
サービスホール(展示館)には、5分の1サイズの原子炉模型を設置。原発の仕組みや安全対策、発電所の歴史などについて一般公開されています。
また、福島第一原子力発電所で起きた事故についての総括や廃炉に向けた現状の説明、発電所内の見学なども併せて対応しています。
<新潟県・柏崎刈場原子力発電所視察モデルプラン>
1日目)
▼08:00 立川駅周辺でバス乗車(乗降可能な場所はバス会社と要相談)
|トイレ休憩、昼食
▼13:30 柏崎刈羽原子力発電所到着・視察
▼16:30 視察終了、現地出発
|
▼18:00 当間高原リゾート到着・宿泊
2日目)
▼09:00 当間高原リゾート内を視察(バスで移動)
|昼食
▼13:00 魚沼酒造(もしくは松乃井酒造いずれか)を見学
▼14:30 酒造出発
|トイレ休憩
▼19:30 立川駅周辺到着・終了
(1泊2日・22時間・600㎞利用・税込)
・大型観光バス 293,788
円~
・中型観光バス 251,416
円~
・マイクロバス 215,622
円~
東京都を含め、関東エリア出発の貸切バス料金の目安は以下の記事も参考にしてください。
ゼミや研究室の研修・視察に貸切バスをチャーターする場合のポイント
視察先の施設や場所が一般的な観光地ではない場合、重要なのはバスが入れるかどうかです。現地の方に前もって相談し、駐車場の有無や施設そばまでバスが通れるかなどもチェックしておきましょう。
宿泊を伴う移動の場合は、ドライバーのホテル(1泊2食付き)も併せて手配する必要があります。自分たちが泊まる宿泊施設やホテルと同じでなくても構わないので、できるだけ近くのビジネスホテルなどを予約するようにしましょう。
以下のような宿泊施設はNGです。
- カプセルホテルやサウナなど簡易宿泊施設
- キャンプ場のコテージなど
- ドミトリーなど雑魚寝前提の宿泊施設
ドライバーはお客様の安全な移動を担う重要な責務を負っています。きちんとリラックスして休養が採れるホテルや旅館の手配をお願いします。
バスレンタル代(車両・運転手・ガソリン代・車両保険代)以外の経費(ドライバー宿泊費、高速道路通行料金、駐車場代など)は実費となりますので別途予算として考えておきましょう。
≫バスの高速料金調べ方はこちら
≫1泊2日の貸切バス旅行は駐車場・運転手のホテル予約は必要?
貸切できるバスの大きさ・定員数については以下を参考にしてください。
貸切バス乗車人数比較 | 大型バスの定員 | 中型バスの定員 | 小型バスの定員 | マイクロバスの定員
新潟県周辺の視察おすすめスポット
新潟県でフィールドワークなどで視察する場合のスポットをご紹介します。
新潟県・農業総合研究所
新潟県長岡市にある農業総合研究所では、作物、園芸、畜産、食品などの研究成果を広く公開し、研究所で開発した技術を活用してもらうため、研究成果発表会を毎年開催しています。
視察見学は1か月前までに申込をすること、受け入れ日は月曜から金曜日となっています。農業者・農業技術者・農業後継者の皆様からの視察見学申込を受付中。
新型コロナウイルス感染症の影響により、一般からの視察・見学受付を制限していることがありますので、事前に確認の上、計画を立てるようにしましょう。
<基本情報>
農業総合研究所
住所:〒940−0826 新潟県長岡市長倉町857
問い合わせ先:0258-35-0823(新潟県農業総合研究所 企画経営部 連携推進室)
予約:1か月前までに要予約
<貸切バス送迎料金相場>
新宿駅8時出発で農業総合研究所・山古志の棚田視察、酒造見学、蓬平温泉宿泊の1泊2日で利用した場合
(1泊2日17時間・600㎞利用・税込)
・大型観光バス 257,598
円~
・中型観光バス 220,836
円~
・マイクロバス 189,387
円~
燕三条モノづくり工場視察
新潟県の燕市は金属洋食器の国内シェア90%以上。金属加工の高い技術を誇るモノづくりの町として国内外に知られています。その歴史は、江戸時代初頭に信濃川の洪水に苦しむ農家の副業として和釘づくりから始まりました。
一枚の銅板を金鎚で叩き器を形成する技術「鎚起銅器」や、金属の表面を鏡のように磨き上げる技術など、燕市ならではの加工技術がいまも息づいています。
8名以上の団体を対象に産業観光ツアーや視察、エクスカーション受け入れを行っており、燕市観光協会が受け入れ可能な工場のコーディネートを代行可能です。
他にも江戸時代から400年以上続く燕の金属加工技術の歴史や金属加工体験が可能な「燕市産業史料館」、燕三条地域の活性化や研究開発、商品開発、人材育成などを幅広く担う「燕三条地場産業振興センター」なども併せて見学するのがおすすめ。
燕市に伝わる鎚起銅器(ついきどうき)の制作工程を見学できる老舗「玉川堂」、燕市のシンボルとなっている「水道の塔」など見どころもたくさんあります。
<問合せ先>
燕市観光協会
住所:〒959-1263 新潟県燕市大曲4330-1(燕市産業史料館内)
問い合わせ先:0256-64-7630
<貸切バス送迎料金相場>
上野駅8時出発で燕市産業史料館、工場視察、 燕三条地場産業振興センター、弥彦温泉宿泊の1泊2日
(1泊2日20時間・650㎞利用・税込)
・大型観光バス 288,112
円~
・中型観光バス 246,884
円~
・マイクロバス 211,728
円~
かみえちご山里ファン倶楽部
かみえちご山里ファン倶楽部は、新潟県上越市西部中山間地域(桑取地区、谷浜地区、中ノ俣地区、正善寺地区)を活動拠点とするNPO法人。里山・里海の地域振興や観光保全、文化や芸能の継承・育成などをテーマに活動を行っています。
わら細工を体験できる体験工房や里山体験などのプログラムも開催。地域づくりの基礎や組織立ち上げ、地域おこしなどをテーマとする視察・研修の受け入れも行っています。
温泉宿泊施設や研修施設などもそろっているので、行政・大学・個人などさまざまな団体受け入れが可能です。
<基本情報>
特定非営利活動法人 かみえちご山里ファン倶楽部
住所:〒949-1734 新潟県上越市大字増沢962番地1
問い合わせ先:025-541-2602
<貸切バス送迎料金相場>
池袋駅8時出発、かみえちご山里ファン倶楽部事務所(増沢集落、古民家 平左衛門カフェ、くわどり生活デザイン参考館、上越市地球環境学校など)、霧山壮宿泊
(1泊2日20時間・700㎞利用・税込)
・大型観光バス 296,912
円~
・中型観光バス 254,584
円~
・マイクロバス 218,328
円~
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≫サークル旅行、ゼミ合宿、グループ旅行の貸切バスプラン・料金
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貸切バスは換気能力に優れた、コロナ禍でも安心・安全な移動手段!
ゼミや研究室などの研修・視察で訪れる場合、交通が不便な場所、一般的な観光地ではないケースが多いと思います。そんな時は、行き先も滞在時間も自由に設定できる貸切バスが断然便利。
貸切バスは、窓を開けなくても「外気導入固定運転」をすることで、約5分程度(マイクロバスで約6~7分)で車内の空気が換気できます。これは、窓が開かない新幹線と同等の換気能力を持つ移動手段。
各バス会社とも、新型コロナウイルス感染症対策に一生懸命取り組んでいますので、どうぞ安心してご利用ください。
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