東京の人気スポットと観光バス駐車場情報【文京区・北区・板橋区・荒川区編】
東京23区のほぼ中心に位置する文京区、江戸時代の行楽地として栄えた王子がある北区、中山道の宿場町として栄えた板橋区、下町の風情がいまも残る荒川区。メジャーな観光地ではないかもしれませんが、花の名所や史跡なども残されています。
季節ごとの楽しみ方を含め、おすすめ観光スポットをご案内。貸切バスで訪れた際の駐車場についてもご紹介したいと思います。
文京区・北区・板橋区・荒川区の歴史と空港までのアクセス
文京区は本郷区と小石川区が1947年(昭和22年)に合併して誕生しました。大名屋敷や武家屋敷、寺社が多く、文人から愛されてきた町です。
北区も1947年(昭和22年)に王子区と滝野川区が合併して生まれた街。江戸時代から桜の名所として知られる飛鳥山公園があります。
板橋区が誕生したのは1932年(昭和7年)。江戸時代は加賀藩下屋敷が作られ、野菜栽培が盛んな農村地として発展しました。毎年8月に行われるいたばし花火大会は有名で見ごたえのある大迫力の花火が楽しめます。
羽田空港まで移動する場合は、文京区から貸切バスを利用して約22㎞、所要時間で約41分。成田空港までなら約71㎞で約1時間10分ぐらいです。
文京区の人気観光スポット&アクティビティ
湯島天神(湯島天満宮)
学問の神様・菅原道真公を祀る神社で、梅の名所としても有名。受験生の合格祈願といえば都内ではココがいちばん有名ですね。
創建は458年(雄略天皇2年)と大変古く、天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を祀る神社として創建されたと伝えられています。菅原道真公を勧進したのは1355年(正平10年)のこと。
境内には銅製の鳥居や迷子探しの奇縁氷人石があります。
根津神社
根津神社は日本武尊命が千駄木の地に創祀したといわれる古社。文明年間には太田道灌が社殿を奉建して言います。
五代将軍・徳川綱吉が家宣を世継ぎと定めた際、根津神社にその屋敷地を献納。現在の社殿を奉建して、千駄木の旧社地から御遷座しました。
1706年に完成した権現造りの本殿、拝殿、幣殿、唐門、楼門、透塀のすべてが現存。国の重要文化財に指定されています。春には境内に約3,000株のツツジが咲き誇り「文京つつじまつり」が4月に開催されます。
※周辺には観光バス駐車場はありません。バスは回送となります。
六義園・小石川後楽園
六義園(りくぎえん)・小石川後楽園は江戸の二大庭園と呼ばれています。六義園は、五代将軍・綱吉の側用人、柳澤吉保が下屋敷として賜り、7年の歳月をかけて作り上げたものです。
園名は『詩経』の六義から。桂離宮の庭園の様式を採用した回遊式築山泉水庭園で、特別名勝に指定されています。
3月末には庭園の中心にある枝垂れ桜が見事に咲き誇り、夜間のライトアップ「春夜の六義園」が開催されます。
小石川後楽園は1629年(寛永6年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の中屋敷の庭として造ったもので、二代藩主光圀公の代に完成しました。特別史跡及び特別名勝に指定。
池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」で、随所に中国の名所の名前を付けた景観を配した、中国趣味豊かなものになっているのが特徴です。
※六義園・小石川後楽園周辺には観光バス駐車場はありません。バスは回送となります。
東京ドームシティ「Spa LaQua(スパ ラクーア)」「アトラクションズ」
東京ドームやスパ、ホテル、都市型遊園地などが集まる複合エンターテイメント施設「東京ドームシティ」。野球観戦だけではなく、地下1,700mからくみ上げた天然温泉や炭酸泉など、気軽に行けるスパとして人気があります。
遊園地である「アトラクションズ」では、大観覧車やジェットコースター、お化け屋敷などお子さまから大人まで楽しめるアトラクションがたくさん。屋内型キッズ施設もあり、雨の日でも楽しめます。
また施設内には「宇宙を感動する」をコンセプトにするエンタテインメントミュージアム「宇宙ミュージアムTeNQ(てんきゅー)」もあり、おすすめです。
※東京ドームシティには観光バス駐車場はありません。バスは回送となります。
森鴎外記念館・無縁坂・夏目漱石旧居跡(猫の家)
文京区は文豪たちに愛された街として知られています。森鴎外は1922年に亡くなるまでここで過ごしました。2階の書斎から品川沖が見えたことから「観潮楼」と名付けた家。
「青年」や「雁」などの名作を生み出した場所です。無縁坂は台東区との境にある坂で、「雁」の舞台となったところ。
また、夏目漱石がイギリスから帰国後の明治36年から3年間住んだ場所も。ここで「我が輩は猫である」を執筆し、旧居は作品の舞台となりました。
「倫敦塔」「坊ちゃん」「草枕」などもここで執筆。現在は、日本医大同窓会館の敷地となっています。
※森鴎外記念館・無縁坂・夏目漱石旧居跡周辺には観光バス駐車場はありません。バスは回送となります。
北区の人気観光スポット&アクティビティ
旧古河庭園
明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でしたが、次男が古河市兵衛の養子になったことから古河家の所有になりました。
旧古河庭園は大正初期の庭園の原型をとどめる貴重な存在。ジョサイア・コンドル設計の洋館と西洋庭園、日本庭園、枯滝、大滝、茶室などがあり、フランス整形式庭園とイタリア露壇式庭園の技法を合わせたバラ園は、春と秋に見事な景観を作り上げます。
洋館内の見学は別途予約が必要です。
※旧古河庭園には観光バス駐車場はありません。バスは回送となります。
飛鳥山公園
都内屈指の桜の名所「飛鳥山公園」。江戸享保期に行楽地として整備され、1873年(明治6年)には日本発の公園として指定されました。
園内には渋沢栄一の旧邸・遺構が残されており、国の重要文化財になっています。園内には3つの博物館「飛鳥山博物館」「紙の博物館」「渋沢史料館」も。
お子さまや高齢者の方でも気軽に登れる自走式モノレール方式の斜行昇降施設「アスカパークレール」、道具広場・水遊びエリア、都電・蒸気機関車の展示など子連れでお出かけに人気のスポットになっています。
※飛鳥山公園周辺には観光バス駐車場はありません。バスは回送となります。
近藤勇と新選組隊士の墓(北区・板橋区)
近藤勇は板橋平尾宿にあった一里塚で斬首。首は京都三条河原にさらされ、胴は滝野川三軒家の無縁塚に埋葬されました。
新選組隊士・永倉新八が発起人となり、旧幕府典医松本順(良順)の協力を得て1876年(明治9年)に墓碑を建立。新選組の祭祀を目的とする最初期の供養塔として学術的にも貴重なものです。
近藤勇の命日にあたる4月25日の前後、日曜日に墓前供養祭を行い、29日には地元商店街等による滝野川新選組祭りが開催されます。
※近藤勇と新選組隊士の墓周辺には観光バス駐車場はありません。バスは回送となります。
王子稲荷神社
王子稲荷神社は関東一帯のおいなり様のトップといわれ、パワースポットとして人気のある神社。大晦日の夜、装束稲荷神社から出発する「狐の行列」ゴール地点としても知られています。
王子稲荷神社の御朱印は火防の凧が入ることで有名。たびたび大火に見舞われた江戸の町で「凧は風を切る」として火事除けの縁起かついだものです。
境内にある「狐の穴跡」は落語「王子の狐」の舞台にもなっています。
※王子稲荷神社周辺には観光バス駐車場はありません。バスは回送となります。
板橋区の人気観光スポット&アクティビティ
板橋区熱帯環境植物館(グリーンドームねったいかん)
「熱帯環境植物館」は、世界三大熱帯雨林の中から最も日本に近い東南アジアの熱帯⾬林環境を再現した植物園です。板橋清掃工場の排熱を利用した温室、熱帯高山域に生息する冷室合わせて約700種・2,000本の植物を展示。
地下にはミニ水族館があり、約100種・2,500匹の海⽔・汽⽔・淡⽔のいきものを展⽰しています。植物館2階ではトロピカルジュースやマレーシア料理が楽しめる喫茶室もあり!
地下1階から地上2階までの吹き抜けとなる大空間は開放感でいっぱいです。熱帯や地球環境をテーマにさまざまな企画展示やイベントを行っており、熱帯の環境を楽しみながら学べる博物館型植物館となっています。
※団体利用の場合は、事前に要問合せのこと。
東京大仏 乗蓮寺
板橋赤塚にある東京大仏 乗蓮寺は、浄土宗のお寺で応永年間(1394~1428年)に名僧・英蓮社了賢無的上人が草庵を結んだのが始まりです。その後、板橋区仲宿から現在の赤塚に移転。
8台将軍・徳川吉宗が鷹狩りの際に立ち寄ったのをきっかけに、将軍の休息「御膳所」に指定されました。
境内には仙人や鬼、菩薩などユニークな石像や天保飢饉の供養塔など区指定の文化財があります。これらは染井屋敷にあった旧藤堂家(津藩主)の石像。
山門の石段前には閻魔堂もあります。
乗蓮寺の代名詞となっているのが阿弥陀如来である東京大仏。第24世の住職・若林隆道上人の発願で建立され、1977年(昭和52年)に開眼されました。
基壇からの高さは13m、東部だけで3mあります。完成した際は、東大寺の奈良の大仏、高徳院の鎌倉の大仏に次いで、日本で3番目の大きさだそうです。
※檀家・信徒専用の駐車場はあります。団体での参拝は事前に要問合せ。一般の方の場合は、バス回送となります。
縁切榎(えのき)
中山道板橋宿・仲町商店街の一角にある縁切榎は、関東最強といわれるパワースポット。悪縁を経ち、良縁を結ぶといわれています。
江戸時代、旗本・近藤登之助(旗本退屈男のモデルともいわれる)の抱屋敷にあったもの。榎と槻(つき)が中山道から垣根越しに見えて、縁がつきるという語呂合わせで「縁切」に結びついたといいます。
1861年(文久元年)に皇女和宮が14代将軍徳川家茂に嫁ぐ際、縁起が悪いとしてこの場所を迂回したという逸話が残っているほどです。
境内では、ガチャガチャ式の「縁リセットみくじ」を販売しています。
※駐車場はないので、バスは回送となります。
植村冒険館
世界的な冒険家として知られる植村直己さん。板橋区仲宿を拠点として世界に旅立ち、世界初の五大陸登頂者となるなど、数々の偉業を成しとげたことを記念して建てられた記念館です。
2021年には植村さん生誕80周年を記念してリニューアルオープン。区立植村記念加賀スポーツセンター(旧東板橋体育館)と複合化し、冒険館と体育館の融合というユニークな施設となっています。
※駐車場はないので、バスは回送となります。
荒川区の人気観光スポット&アクティビティ
都電荒川線
都電荒川線は三ノ輪橋停留場から新宿区の早稲田停留場までを結ぶ東京都電車軌道路線(路面電車)です。東京都に唯一残された都電で愛称は「東京さくらトラム」。
沿線沿いには桜の名所やバラの名所(三ノ輪橋停留場や荒川二丁目停留場など)があります。荒川車庫前には「都電おもいで広場」として懐かしい停留場と都電旧型車両2両を展示。
また、三ノ輪橋おもいで館では、都営交通のご案内のほか、乗車券やグッズの販売も行っています。また、沿線をモチーフにしたジオラマや都営交通の貴重なお宝を展示していますので、こちらにもぜひ立ち寄っていきましょう。
繁忙期を除けば都電の車両を丸ごと貸切できますので、貸切バスを回送してのんびり路面電車の旅を楽しむのもおすすめです。
あらかわ遊園
1922年(大正11年)にオープンした老舗の遊園地「あらかわ遊園」。2022年4月にリニューアルオープンしました。
水遊び広場や釣り堀、遊具、動物とのふれあいコーナー、アトラクションなどがあり、幼稚園や小学校の遠足にぴったり。園内には水上バス発着場もあります。
都電荒川線「荒川遊園地前」下車、徒歩約3分です。
※駐車場はないので、バスは回送となります。
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文京区・北区・板橋区・荒川区周辺の観光バス乗降所&駐車場
文京区・北区・板橋区・荒川区周辺は観光バスが乗降できる場所、駐車可能な台数が限られています。停められない場合は回送になります。
観光バス駐車場
(1)タイムズ湯島天神第1(要予約)
住所: 第一駐車場 東京都文京区湯島3-30
駐車可能台数:大型バス1台
時間:24時
料金:60分 1,500円、以降30分ごとに500円、夜間12時間 5,000円
問合せ先:社務所 03-3836-0753
(2)板橋区立熱帯環境植物園(要問合せ)
住所:東京都板橋区⾼島平8-29-2
駐車可能台数:-
営業時間:10時~18時
料金:-
問合せ先:隣接する高島平温水プールの駐車場を利用できる場合も。団体利用の場合は、要問合せ 03-5920-1131
現地で観光時間を取りたい場合は、最寄りまで送ってもらい、バスは別の場所で待機もしくは回送となりますので、あらかじめ承知おきください。
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