マイクロバスが到着

いよいよ山梨へ出発!ワイナリー巡り日帰りバス旅行

さて、いよいよ日帰りバス旅行当日。7月16日(土)の朝です。すでにお店の前にはマイクロバスが到着していました。

(バス旅行幹事の企画についてはこちらの記事参照)

一応、幹事である私は集合時間30分前に到着。恵美観光バスのドライバーさんにご挨拶しました。

ちなみに、当日運行するドライバーさんのお名前と携帯番号(当日連絡先)はバス会社より、運行日の前日に連絡(メールもしくはファックス)が来ます。

前日確認メール

たまにバスの予約をした幹事さんと、当日、バスに同乗する幹事さんが「別の人」というケースがあります。

この場合、当日バスに同乗する幹事さんの名前と連絡先を必ずバス会社に伝えるようにしましょう。

荷物を積み込み、いざワイナリーバスツアー出発!

三菱ふそうのローザです
到着したマイクロバスは三菱ふそう・ローザです。

参加者も続々集合。女将手作りの「旅のしおり」を配布します。

旅のしおり

バス車内で飲むドリンクをお店からサービス。

今回のマイクロバスには冷蔵庫がないため、お店のアイスボックスを積み込みました。

とここで、ちょっと不安な要素が・・・。

7月の3連休初日ということもあり、どうも道路が渋滞している様子。
もしかして、もしかするかもしれません・・・。

まずは緊張しつつも幹事のごあいさつから~。

「皆さま、本日はツアーにご参加いただき、ありがとうございました!」

ドライバーさんからうかがったトイレ休憩場所は、中央高速道路の定番休憩スポット「談合坂サービスエリア」を予定していることを告げます。

また、行きのバスの中でビンゴゲームをやること、帰りは寅さんクイズをやること(やらないかもしれないけど)をアナウンス。

マイクを回して、参加者同士のカンタンな自己紹介をお願いしました!

と、ここで早くも渋滞が・・・。

そうです、渋滞にハマりやすい環状八号線で早くもノロノロ運行。座席の隣では旦那が渋滞状況をスマホで確認してくれています。

どうも、道路工事をしているらしいことが判明・・・。なぜ、3連休の土曜日に工事をする?

とりあえず、ここで昼食の希望を聞きます。

「一味家」さんでは、野菜のほうとう、キノコのほうとう、豚肉のほうとう、デラックスほうとうの4メニューがあります。

同じ金額のものにしようということで「キノコか豚肉」の要望をききました。

時間短縮のため、恵美観光バスのドライバーさんの分もうかがい、お店に連絡します。事前に注文を伝え、効率よく食事をするのが狙いです。

今回、長年お世話になっているバス会社さんということもあり、昼食代はこちらで負担することにしました。通常は、昼食の手配は不要ですので、幹事さん、ご安心を!

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≫バスの運転手さんへ心づけ(寸志)は必要?

幹事のドキドキが停まらない!!

その後も渋滞はだらだらと続きます。このままでは、午前中の見学時間に間に合いそうもない!

しかたなく、予定を切り替え、午前中訪問するはずだった盛田甲州ワイナリーを午後に移動。「宮光園」見学をあきらめ、山梨についたらまず昼食会場に向かうことにします。

幸い、今回の訪問先はすべて5分程度の移動時間の範囲にまとまっています。大きな変更をすることなくやりくりができそうです!

ここで注意するのは、行程変更をする場合は必ず「貸切バスの達人」事務局に連絡を!

バスの行程は運行管理者が管理しています。

原則、当日変更はNGですが、渋滞などでやむを得ない事情がある場合に限り、相談することができます。時間が余ったから、という理由で、行き先の追加はできませんので、ご注意を!

到着時刻を予測し、再び「一味家」と「盛田甲州ワイナリー」に電話を入れます。

ふううぅぅぅ・・・・。

バスツアーの添乗員さんて、ホント、大変。

中央高速道路も渋滞だし

やっとこ、中央高速に乗りましたが・・・やっぱり渋滞。

ひたすらナビをスマホでチェックし、到着時刻をチェックし続けました。

トイレ休憩もSAやPAは混んでいると予測し、ドライバーさんのアドバイスで八王子のICにある仮設トイレに寄ることに。

多少並んでいましたが、あまり待たずに利用できました。

ドライバーのTさんの機転&アドバイスに感謝です!!

とりあえずバスレクやります!ビンゴゲームがスタート

さあ、気を取り直し、ビンゴゲームを開催しましょう!

今回のバスにはビンゴゲーム機はないので、ipadを会社から借り受けてきました。前日にアプリをダウンロードしてあります。

ビンゴゲームの無料アプリ

「ふつうのビンゴ」というやつです。ビンゴカードは、女将が準備してくれました!

景品は盛田甲州ワイナリーの代表的なワインを3種類用意。その他、外でワインを楽しむための携帯できるワインカップ、保冷用の手提げバッグがあります。

編集部Iからは、目の疲れによいアイピロウ(ハーブ入り)とバスタブレット(アロマオイル付き)を提供しました。

ところが、ここで大誤算!

幹事の身内であるダンナが誰よりも早くビンゴを出してしまいます・・・。洒落にならないので辞退。

その後、リーチは続くものの、なかなかビンゴが出ません。やっとビンゴの声が次々かかり、ゲームは無事終了。

しかし、バスはまだ渋滞の中・・・。

中央高速道路は大渋滞中

どうする?幹事、絶対絶命!!

ワインクイズを急きょやります!

と、ここで女将が助け舟。

「すぐ到着しそうだから、やらなくてもいいんじゃない?」と言ってたワインクイズを急きょ行うことに。

ぶどう棚

「ピノ・ノワールという葡萄品種からつくられるのは赤ワインか、白ワインか?」

正解は「赤ワイン」。

ピノ・ノワールを使ったワインの味わい、香りの表現などを解説してくれます。

日本のワインの歴史、ぶどうの品種、発酵のプロセスなどなど。なかなかタメになります。

ワインの味わいを表現する言葉は「甘味」、「酸味」、「渋み」、「果実味」、そして香りの表現の仕方、重みやコクなどいろいろあります。

アロマセラピストとしては、香りの表現、第一アロマや第二アロマ、第三アロマなどが気になるところ・・・。

ワインについての質問もたくさん飛び交い、多いに盛り上がりました!

実はこのときの「予習」がのちのワイナリー見学で大いに役立つことに。到着するころには、みんないっぱしの(?!)ワイン通(!)でした。

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山梨に着いたらすぐにランチ!ワインはまだお預け!?

ワイナリーツアーなのに、まだワイナリーには行けない・・・。
予定より大幅に時間がかかったものの、無事、昼食会場「一味家」に到着。

ほうとう料理「一味家」

めちゃくちゃ暑い日でしたが、アツアツのほうとうをいただきます!

こちらは豚肉のほうとう。

豚肉のほうとう

こちらはきのこのほうとう。

きのこのほうとう

幹事に余裕がなく、写真を撮り損ねました・・・。

他の参加者さんが撮影したお写真、お借りしてます!ご協力ありがとうございます!

「一味家」さんでは、自家農園で有機栽培・低農薬で育てた野菜を使用。太目の腰がある麺です。

お味噌は100%国産大豆と天然塩で仕込んだ自家製のものです。10名以上の団体の場合は事前に連絡してくださいね。

バス駐車場は中型バスまで大丈夫だそうです。

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いよいよ一か所目のワイナリーへたどり着きました

汗だくになりながらも昼食を食べ終え、再びマイクロバスに乗り込みます。

盛田甲州ワイナリーに到着

約5分程度で「盛田甲州ワイナリー」に到着!やっと旅のテーマにたどり着きましたよ!

まずは、ワイナリーの紹介と山梨のワインの歴史についてカンタンなDVDを見ました。そのあと、ガイドさんとともにワインを醸造するぶどうの棚のところへ。

シャンモリワインのぶどう品種説明

まだ7月上旬で色づいていませんが、カベルネ・ソーヴィニョンなどが実っています。

普通のぶどうよりも小ぶりな実です。

こぶりなぶどうの実
7月中旬~下旬には果実をしぼる過程が見学可能に

少し遠くてわかりにくいですが、盛田甲州ワイナリー(シャンモリワイン)の葡萄畑が山の中腹に広がっているのが見えます。

シャンモリワインの葡萄畑

自社農園の栽培面積は15アールで、改良型レインカット方式の垣根式栽培。

シャルドネ、カベルネソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドの、3品種が育てられているそうです。

レインカット方式とは、ビニールで屋根を作り、葡萄に直接雨がかからないようにしたものです。雨に当たると、病気になりやすいからだそう。

実はワイン用のぶどうですが、通常、ヨーロッパなどでは「垣根式栽培」が主流。

垣根式栽培のようす
シャンモリワインの垣根式栽培

しかし、日本では主に「棚つくり」になっています。

日本では棚つくり式が主流
写真の棚つくり式ぶどう畑は「ルミエール」のもの

これは、乾燥しているヨーロッパとは異なり、高温多湿の日本で栽培するという事情があります。

棚つくり式だと風通しがよく、病気になりにくいというメリットがあります。

しかし、盛田甲州ワイナリーでは、垣根式栽培のほうが良い果実を収穫できるということもあり、こちらを採用していました。

ワイン醸造のプロセスを見学

樽貯蔵庫

さあ、いよいよぶどうの醸造プロセスを見学です。

醸造プロセスを見学
天井に飾られているのは、醸造するぶどうの模型

収穫されたぶどうは、硬い「梗(こう)」と呼ばれるぶどうの実を枝につけている部分を取り除く「除梗破砕機」という機械にかけられます。

バラバラにされた実は、つぶされながら圧搾機へ。1時間に10トンのぶどうを処理できるそうです。

その後は発酵タンクで熟成の時を待ちます。

発酵タンク

仕込み場には、スイス製の葡萄搾汁機や赤ワイン仕込み用の密閉型の発酵タンク(ヴィニマティックタンク)等がありました。

密閉型の発酵タンクは、ぶどうを破砕せず、粒のまま発酵させる「マセラシオン・カルボニック製法」が可能。

空気に触れにくいので酸化しにくく、フレッシュな香りと味わいをキープできるので、ボジョレー・ヌーヴォーの醸造に向いています。

仕込みのシーズンには、機械が稼働しているところが見学できるとのことでした。

お楽しみ!ワインの試飲タイム突入!!

さあ、お待ちかね!試飲タイムです。

盛田甲州ワイナリーのワイン試飲

シャンモリワインで扱っているワインをひととおり、試せます。

ずらりと並ぶワイン

「シャンモリ・フィエルテ」は、「マスカット・ベリーA」を使ったものや、自社農園でつくられたぶどうを使用した「エステート」もあります。

甲州種ぶどうを100%使用した「柑橘香甲州 2015」を試飲。

柑橘香甲州 2015

夏向きのさっぱりとした辛口の白です。

こちらは、ちょっと甘口タイプを集めた試飲コーナー。

甘口のワインが試飲できるコーナー

かつて日本でよく作られてきた「甘味ぶどう酒」をイメージさせます。

こちらも大人気!

みんな、いい笑顔だぜ!

さて、いつまでも飲んだくれてはいられない。2件目のワイナリー「ルミエール」へ向かいましょう。

<個人で初めて貸切バスを借りてバスツアーを企画してみたシリーズ>
個人でバスを借りてみた!~初めてのバス旅行幹事~
初めてのバス旅行幹事、やらなきゃいけないコトはこれ!
いよいよ山梨へ出発!ワイナリー巡り日帰りバス旅行
日帰りバス旅行、2か所目のワイナリー「ルミエール」へ
個人でバスを借りる!古代史オタク山梨日帰りバスツアーの旅行幹事体験談
個人でバスを借りる!古代史オタクが山梨へ日帰りで「ヤマトタケルバスツアー」に出発編

■取材・撮影協力
一味家
山梨県甲州市勝沼町休息1625
Tel: 0553-44-1456
【営業時間】
平日11時~14時/16時30分~19時・土日祝11時~19時(ラストオーダー18時)、木曜定休
季節により、営業時間変更になります。
詳しくはホームページで確認ください。
*勝沼インターから約5分程度です。

盛田甲州ワイナリー (シャンモリワイン)
山梨県甲州市勝沼町勝沼2842
Tel: 0553-44-2003
*ワイナリー見学は、10時~16時の間で受付(7/20~10/31は16時30分まで)。
10名以上の団体は要予約です。
年末年始、年2回お休みがあるので問合せを。
道勝沼インターから約3分程度で到着します。

盛田甲州ワイナリーの看板

▼貸切バスお役立ちコンテンツ

初めてバスを借りる場合の注意点賢くバスを借りるコツバス旅行幹事になったらよくある質問

この記事を書いた人
ちくわ

旅行メディア編集長兼ライター、総合旅行業務取扱管理者、旅行会社勤務経験あり、目黒区ボランティアガイド見習い中。プライベートでも古代史オタクとして年に数回フィールドワークに出かける旅好き。時々バス愛がさく裂!?

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