「第26回ひの新選組まつり」に合わせて臨時開館された「土方歳三資料館」と高幡不動尊へ
新選組のふるさととして有名な日野市。毎年、土方歳三の命日である5月11日に合わせて「ひの新選組まつり」を開催しています。
2023年は新選組結成160周年、日野市市制施行60周年の節目の年。ということでより一層盛り上がりを見せました。
コロナ禍で中止してきた「隊士パレード」が復活。さらに長期休館中だった「土方歳三資料館」がお祭りに合わせて2日間の臨時開館です。
これはもういくっきゃない。ということで、2023年5月13日(土)に足を運んできました。
混雑を予想し、「土方歳三資料館」開館前から並ぶ作戦へ
「土方歳三資料館」は多摩都市モノレールの「万願寺駅」から徒歩約2分のところにあります。現在は長期休館に入っている「土方歳三資料館」。
2日間だけの臨時開館ともなれば、刀剣女子とか歴女とか新選組ファンがどっと押し寄せるはず・・・。とういことで開館前には到着しておきたい。
我が家からは約1時間30分かかりますので、7時30分には家を出て向かいました。
「土方歳三資料館」にはすでに行列ができていました
「土方歳三資料館」には開館約20分前頃には到着。しかし、すでに行列ができていました。
資料館があるのは歳三さんの生家があったところで、歳三さんの兄の子孫(6代目)となる土方愛(めぐみ)さんが館長を務めていらっしゃいます。住宅の一部を改装し、開設されたのは1994年(平成6年)で、生家に伝わる愛刀和泉守兼定など歳三さんの遺品・石田散薬・新選組・箱館戦争史料などを公開してきました。
個人運営の限界もあり、2022年10月末で長期休館へ。今回の臨時開館のために資料を再度展示。売り切れていたグッズなどの再販なども行われるとあって、見逃せない2日間となっています。
入館は人数を制限して入れ替え制、館長の土方愛さんが展示品を解説してくれました
今回の開館に合わせて、松平容保公より授与された愛刀・和泉守兼定を刀身拵えの揃いで限定公開。石田散薬に関する史料、十文字槍(銘:助宗)、稽古に用いた天然理心流木刀、京都時代に使用の鎖帷子、生家の復元模型等貴重な資料をご紹介いただきました。
夫の出身が福島県で、実家にあいさつに行った時「会津の嫁になったからには、薩長は敵だから」と義母にいわれ、冗談かと思ったら目が全く笑ってなかったのを思い出します。
夫も山口県・広島県・鹿児島県への旅行は行かないと公言(広島も長州藩だそうです・・・)!?俳優の西田敏行さんも西郷役を打診された時はずいぶん悩まれたと聞きます(地元の友人から長州じゃなきゃいいよといわれたそうです)。
福島の方にとって、薩摩・長州からされた仕打ちにはいまだに許すことができないものがあり(した方は忘れてても、された方は忘れないというアレです)、新選組隊士へ格別な思いを寄せているのだと実感しました。
私と娘も和泉守兼定を見て、真っ先に目がいったのは鞘に施された「会津塗り」。刀そのものには興味がないので、良しあしはわかりませんが、「会津塗り」というところで感動してしまいます。
私も立派に会津の嫁(!?)になったものです。
天然理心流の稽古で使われた木刀のレプリカやお手植えの矢竹などもあります
資料館の外には「天然理心流三代目宗家・近藤周助使用木刀(複製)と土方歳三使用の天然理心流木刀(複製)も展示。
また、歳三さんが武士になる決意を込めて植えた矢竹ものびのびと育っていました。
「石田散薬」は宝栄年間から伝わる「骨つぎ、打ち身」の妙薬だったそうで、多摩川、浅川などに野生する牛革草を材料としていたとのこと。
若き日の歳三さんもこの「石田散薬」を背負って売り歩きました。土方歳三資料館の公式Twitterには、猿橋~所沢~川崎~御府内(江戸)と広範囲に及ぶ得意先へと配達したとあります。
つい先日、「ヤマトタケルツアー」で猿橋にいってきたばかり。歳三さんが渡ったであろう猿橋の上に立ったのかと感慨深く思いました。
「俺は(福島にいて)行けない!!」とごねる夫のためにお土産を購入
福島の実家でデイサービス「そらいろ」を経営している夫。私と娘が「土方歳三資料館」に行ったことをSNSで知り(目ざとい)、「俺は行けないのに・・・(新選組の大ファン)」とごねます。
仕方がないのでお土産に今回特別に復刻された「土方歳三資料館図録」「石田散薬Tシャツ」を購入して送ってあげることにします。
また、資料館の入口では高幡不動尊前にある老舗の和菓子屋「松盛堂」が臨時出展。土方歳三の限定スイーツなどを販売していました。
お茶請けに日持ちがしそうな「土方歳三和三盆」「歳三ようかん」も購入し、一緒に送ります。
私たちはかわいいポーチ(限定品)に入った「土方歳三恋歌」というミルクまんじゅうと「土方歳三の涙サイダー」をご自宅用に購入。このミルクまんじゅうがことのほかおいしくて、また買いたくなりました。
「土方歳三恋歌」は高幡不動尊にある松盛堂でも購入できます。
せっかくなので土方歳三さんの菩提寺である「高幡不動尊」へお参りに
雨がぱらつくあいにくのお天気でしたが、なかなか日野市まで訪れることがないので、高幡不動尊金剛寺にも足を延ばしてきました。
高幡不動尊金剛寺は歳三さんの菩提寺であり、銅像や位牌など数多くの新選組資料が展示されています。
また、訪れた5月13日(土)は高幡不動尊特設会場で新選組まつり隊士パレードで土方歳三・近藤勇他8名の隊長を決める「隊士コンテスト」も。境内では新選組に扮した方と大勢すれちがいました。
歳三さんと近藤さんのお位牌は「大日堂」に安置されています。
大日堂は鎌倉時代様式で入母屋造り、本瓦葺・内陣総漆仕上で材は尾州檜が使われています。桃山時代様式の大玄関を入ると、有名な鳴り龍天井がありました。
さらにその先を進むと近藤勇・土方歳三・沖田総司・井上源三郎の位牌と、新選組隊士の大位牌が安置されていたのでお参りをしました。
日野市には他にも「新選組のふるさと歴史館」「日野宿本陣」「井上源三郎資料館」「佐藤彦五郎新選組資料館」なども。ファンならぜひ1日ゆっくりと巡ってみることをおすすめします。
Information
土方歳三資料館
住所:東京都日野市石田2-1-3
※長期休館中です。
高幡不動尊金剛寺
住所:東京都日野市高幡699
問合せ先:042-591-0032
拝観時間:9:00~16:00(奥殿)
休館日:月曜日(ただし1月中および各種祭期間中は開館)
拝観料:
奥殿300円/大日堂200円
アクセス:京王線・多摩モノレール「高幡不動駅」から徒歩5分
日野市まで貸切バスで送迎してもらう場合は、見積りを取ってみましょう。バスが駐車できる場所は限られています。
事前に立ち寄り先等へ連絡し、バスが停められる場所を確保しておきましょう。
■観光バス駐車場:
1.日野宿本陣駐車場(要問合せ)
住所: 東京都日野市日野本町2丁目15−9
駐車可能台数:-
時間:9時30分~17時、月曜休み
※来館する団体向け
料金:-
問合せ先:新選組のふるさと歴史館 042(583)5100まで事前に問合せ
2.日野市市民の森ふれあいホール駐車場(事前調整必要)
住所:東京都日野市日野本町6丁目1番3号
駐車可能台数:-
営業時間:24時間
料金:料金要問合せ
問合せ先:042-584-2555
空き状況はs-parkで確認可能
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