リムジンバス

高速バスor貸切バス、東京ディズニーリゾート(R)へお得に行くならどっち?

「貸切バスの達人」でよくあるお問合せは、「東京ディズニーリゾート(R)まで貸切バスで行きたい!」

小さいお子さんがいらっしゃる場合、高速バスや電車などよりも、貸切バスの方が周りに気を使わなくてすむ!

でもって、地元出発できるから楽チン!!

確かにそうですよね。

TDLは高速バスと貸切バスとどちらがお得?

人数がまとまれば、意外とリーズナブルな貸切バス。ただ、使い方によっては割高になってしまう場合も!!

今回は、バスをチャーターする場合、こんな使い方がお得だよ~というのもレポートしちゃいますよ。

■もくじ
1. 東京ディズニーリゾート(R)までの高速バス・リムジンバスについて
2. 東京ディズニーリゾート(R)まで貸切バス・高速バスどちらがお得?
3. 貸切バスを使って東京ディズニーリゾート(R)まで安く行く方法はある?
4.貸切バスで東京ディズニーリゾート(R)まで行くときの注意点
5.結論!「東京ディズニーリゾート(R)」お得なバスの利用方法は?

東京ディズニーリゾート(R)までの高速バス・リムジンバスについて

さて、「東京ディズニーリゾート(R)」までは各都市や空港、主要駅、ホテル間で高速ツアーバス、送迎バス、リムジンバスなどが運行しています。

新宿や東京、川崎、横浜、大宮などなど、大体1時間に1本から2本、開園・閉園時間に合わせて運行しているようです。

また、定期路線バスとして、京成バスなら横浜駅、たまプラーザ駅、川崎駅、蒲田駅、バスタ新宿、羽田空港、東京スタイツリータウン、秋葉原駅、東京駅、武蔵浦和駅、池袋駅から運行しています。

京成バス
京成バスは東京スカイツリータウンからも運行しています

京王バスなら、調布駅から東京ディズニーリゾートまで高速バスを運行。東武バスなら川越・大宮から、とういうように、都心部からは比較的多くのルートがあり、なかなか便利です。

東京ベイシティバス
浦安からのほか、大宮・いわき・日立からの高速バスも

各地方から長距離高速バスとして運行しているケースも少なくありません。

いわき駅・日立市役所、長野駅、土浦駅、名古屋、京都、奈良、大阪、神戸、和歌山、松山などなど・・・。

1dayパスポート付きのツアーバスもいっぱいあって、最も遠いところだと福岡便もありました!
ただし、こちら新宿や東京駅までで、ここからTDL行きのバスに乗り換えるって感じかな?

博多などを18時に出発し、新宿に8時20分着とあります。かなりの長旅ですねー。

▼各地出発の高速バス・貸切バス料金比較シリーズ
●青森から東京ディズニーリゾート(R)まで格安なのは?>
●岩手から東京ティずにーリゾート(R)まで格安なのは?>>
●秋田から東京ディズニーリゾート(R)まで格安なのは?>>
●山形から東京ディズニーリゾート(R)まで格安なのは?>>
●宮城(仙台)から東京ディズニーリゾート(R)まで格安なのは?>>
●福島(いわき・会津若松・福島駅)から東京ディズニーリゾート(R)まで格安なのは?>>
愛知・名古屋から東京ディズニーリゾート(R)まで格安なのは?>>

東京ディズニーリゾート(R)まで貸切バス・高速バスどちらがお得?

人数が少なければ、高速バスが断然お得!安く確実に行けます。でも、20名や30名と人数がまとまるなら貸切バスを検討してみてもいいですよね。

人数がまとまればお得な貸切バス
人数がまとまればお得な貸切バス

貸切バスなら、自分たちが出発したい場所まで迎えに来てくれて、しかも、好きな出発時間を選択できます。

高速ツアーバスでホテルやパークのチケット付きのプランがある場合は、催行している旅行会社に問合せするという手があります。

でも、高速バスの場合、まとまった人数で一度に予約することはできません。また、リムジンバスや路線バスは予約不可。こういうケースだと、がぜん貸切バスに軍配があがります。

問題は料金。貸切バスを自分たちでチャーターした場合、どのぐらいの値段になるのでしょうか?

さて、ここでポイントは貸切バス料金は「走らせた距離+走らせた時間」で算出されるということ。

貸切バス料金は走らせた距離と時間で計算

つまり、長い距離を走れば走るほど、値段が高くなります。でもって、走らせた時間が長いほど、高くなります。

運転手さんが一人で運行できる距離は、昼間の場合は500㎞まで、夜間は400㎞まで。これを超えると運転手さんが二名必要になり、運賃は約1.5倍に!

早朝・深夜はタクシーと同じで2割増しぐらいになるので、「東京ディズニーリゾート(R)」行きにありがちな

◆開園前につきたい(早朝出発)
◆閉園後に帰りたい(深夜運行)

の利用だと、高くなるケースがほとんど・・・。場合によっては、約2倍になっちゃうこともあります。

深夜便で「お得に行きたい」なら、高速バスに軍配が上がるというわけですね。

▼貸切バスvs高速バスどちらがお得?まとめ▼
・長距離/長時間バスを走らせるなら高速バスがお得
・深夜/早朝にバスを走らせるなら高速バスがお得
・人数がまとまり、昼間の運行(往復)なら貸切バスがお得

貸切バスを使って東京ディズニーリゾート(R)まで安く行く方法はある?

とはいえ、小さい子ども連れだと高速バスや路線バスは気を使いますよね。また、老人ホームや障がい者施設の遠足で東京ディズニーリゾート(R)まで行きたい場合、貸切バスの方が何かと便利ですよね!

貸切バスのいいところは、乗り降り場所や経由地を自由に設定できるところ。途中でトイレ休憩を増やしたり、ついでに東京観光もなんていうわがままもOK。

また出発時間も自由に決められるので、さらに使い勝手がいいのがうれしいですね。

では、貸切バスで行く場合、どんな使い方だったらお得なんでしょうか?

まずは、早朝・深夜運行をできるだけ避けることがポイントです。

貸切の場合夜光バスは高くつく
貸切の場合夜光バスは高くつく

「どうしても開園前に行きたい!」ということになると、8時前には到着しなくてはなりません。

早朝運行時刻は5時まで。バスが運行前の安全点検に必要な時間は1時間、さらに、車庫から出発場所までの回送にかかる時間は30分~1時間ぐらいかかります。

つまり逆算すると「東京ディズニーリゾート(R)」まで1時間以内で行ける場所出発ならぎりぎり早朝運行は避けられる、という計算になります。

しかし「閉園まで遊びたい!」これはかなり厳しい・・・。

というのも、深夜運行時間は22時から朝の5時までなので、こちらは完全にひっかかってしまいます。

遅くともバスを下車する場所に20時までには到着する。これが鉄則といえるでしょう。

いやいや、どーしても閉園まで遊び倒したい!

という場合は、現地に1泊するというのも手です。翌日は早めに帰宅すれば、夜行運行よりも安くすむかもです。

夜行運行は運転手さんが2名必要になるケースがほとんど。

バス代が高くなるのは「人件費部分」なので、運転手さんが1名で運行できるスケジュールを組むのがおすすめです。

ただし、昼間の運行でも500㎞を超える場合は、運転手さんが2名必要になるのでご注意を!

「東京ディズニーリゾート(R)」を起点に日帰り往復500㎞圏内のところを調べてみました。

●長野なら塩尻駅
●静岡なら富士山静岡空港
●新潟なら六日町駅
●福島なら新白河駅・いわき駅ぐらい

といったところでしょうか。(夜行の場合は400㎞までなので要注意!)

これより遠くの場合は無理して夜行運行するよりも、(どのホテルに宿泊するのかにもよりますが)1泊してしまったほうが安く済むかもしれません。

★ぜひ、見積もりをとって比べてみましょう★

▼貸切バスで安く行くためのポイント▼
・深夜/早朝時間(夜22時から朝5時)の運行を避ける
・深夜/早朝時間は、バスが営業所で安全点検を受ける時間+お迎え場所までの移動時間往復分も含めて計算
例)
出発時間のおよそ1時間前が深夜/早朝時間にひっかからないこと。
帰りも同様で、バスを降りた時間に、営業所までかかる時間+安全点検時間を加えた終了時間がひっかからないこと。
・運転手さんが2名体制にならない条件にする(深夜運行を避ける、500㎞以内の距離から出発)
・移動距離が長い、利用時間が長い場合は1泊2日の利用にした方がお得な場合も!

貸切バスで東京ディズニーリゾート(R)まで行くときの注意点

さて、自分たちでバスを借りてでかける場合、貸切バス料金に含まれている範囲を確認しましょう!

貸切バス料金に含まれている範囲を確認しよう!

★貸切バス料金に含まれているもの★

●バス(車両)の貸切(レンタル)代
●運転手さんの人件費
●ガソリン代
●バス車内で起きた事故をカバーする保険

以上の4点です。

★貸切バス料金に含まれていないもの★

●高速代・有料道路代
●TDLの駐車場利用料金(大型バスで平日4,500円、土日祝日は5,000円)
●パークで遊んでいる間に起きた事故をカバーする旅行保険(200~400円程度)

実費でかかる分は、貸切バス料金には含まれません。

また、宿泊する場合は運転手さんの分も、幹事さん手配で朝食・夕食付(1泊2日2食付き)で用意していただくことになります。

宿泊先はリゾート内でなくてもよく、近くのビジネスホテルなどでOK。

ただし、お迎え場所まで極端に遠くなると、その分のバスの回送代が追加されるので、なるべく近いところを手配するのが費用を抑えるポイントです。

この時にかかるバスの駐車場手配(駐車料金も実費でかかる)も必要なのでご注意を!

また時々、高速料金を抑えるため「下道使ってほしい!」という依頼があります。これはむしろ高くなる可能性大。

というのも、バスは乗用車と違って頻繁に車線変更できませんし、一般道は高速道路よりも運行時間がかかります。

「時間=運転手さんの時給」

つまり、下道使って時間がよけいにかかってバス代が高くなる。ということで、おすすめできないパターンですね。

じゃあ、せめてバスの乗車場所(回送)まで「下道使ってほしい!」と、おっしゃるお客様もいらっしゃいますが・・・。

お迎えに時間がかかるので「早朝・深夜」運行時間にひっかかっちゃう!っていう可能性も・・・。

また「小さいバスなら安くすむのでは?」

マイクロバス車内は意外に狭い

ということで25名で補助席使ってむりやりマイクロバスを!という依頼もありますが、マイクロバス(~21名乗り)はそもそも車内空間が狭いので、シートとシートの間隔がかなり狭いです。

補助席は座り心地が悪いので、かなり難行苦行になる可能性大。一つ上の中型バスをレンタルする方が、ゆったり移動できます。

マイクロバスとの金額差はだいたい1万~2万円前後。25名利用するなら、一人当たり500円程度余分に払えば、アップグレードできます。

なるべく費用がかからない方法で運行する方法を知りたい場合は、気軽に見積もりをお願いしちゃいましょう。ベストな利用方法を提案してくれますよ。

マイクロバス料金 まとめてお取り寄せ
▼自分たちでバスチャーターの注意点▼
・実費でかかる分は「貸切バス料金」には含まれていない
例)高速代、駐車場代、旅行保険代(バスを降りた後のケガなど)
・宿泊の場合は運転手さんのホテル手配、駐車場手配は幹事さんが行う
なるべくパークに近いビジネスホテルを選ぶのがおすすめ!
・実費を節約するため高速道路を使用しない(下道を行く)はむしろ高くつく可能性大!
・補助席使って無理やりマイクロバス(小さいバス)にすると疲れる可能性大!
・できるだけ出発場所に近いバス会社に依頼すること

●貸切バス料金に含まれるもの・含まれないもの>>
●東京ディズニーリゾート(R) 貸切バス駐車場>>
●貸切バスで旅行する時は、保険に入るべき?>>

結論!「東京ディズニーリゾート(R)」お得なバスの利用方法は?

「料金」面だけを考えた場合、「貸切バス」でお得に出かけるなら以下のポイントが重要になってきます。

●早朝、深夜運行を避ける
●運転手さん一人で運行できる時間と距離の範囲内におさめる
●上記にひっかかる場合は現地に1泊するのも手
●電車や飛行機など他の交通手段と組み合わせるのもおすすめ

夜行で行きたい、長距離往復してほしい場合は、高速バスやツアーバス(パスポート・宿泊付き)などを上手に利用する。

しかしながら、お金は多少かかっても「利便性を追求」したい!

ということであれば貸切バスはやっぱり魅力的・・・。この場合、できるだけ費用を抑えるなら、運転手さんが2名運行にならない方法を最優先させよう。

その理由は早朝・深夜運行よりも、人件費の方が高くつくからです。

「東京ディズニーリゾート(R)」に限らず、他の日帰り旅行でも当てはまるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

ちなみに、よく問い合わせがありますが、高速バスは貸切できません~。

高速バスと貸切バスの賢い使い分けについてはこちらも参照してください

<貸切バスの大きさ・料金目安まとめ>

例)埼玉県にある熊谷駅8時30分出発/18時30分戻りでTDLまで貸切バスを往復利用(走行距離約200㎞/走行時間約4時間)
※2023年8月25日に国土交通省から発表された「新公示運賃額」に基づき計算した最低基準額です。
※パークでのドライバー待機時間、安全運行管理のための2時間を含めて計算しています。
※バス会社から乗降場所までの回送分は含みません。

バスタイプ料金相場(税込)定員数(座席数)子供の定員(2席に3人)
大型バス122,056円~53~55人
(正45+補8~11)
72~74人
(正64+補8~11)
中型バス104,192円~27人(補なし)37人
小型バス*89,364円~25人(補なし)34人
マイクロバス**89,364円~27人(正20+補6)33人(正27+補6)

子どもは、2人席に3人着席することを想定して乗車可能人数を計算してみました。

もちろん、同乗する大人の人数やバスタイプによって定員が異なりますので、あくまでも目安として参考にしてみてくださいね。

*小型バスは所有しているバス会社が少ないため、出発場所に近いところを見つけるのがかなり厳しいです。どうしてもという場合、料金が高くなる可能性があります。

**マイクロバスはドライバーさんの休憩スペースがとれないため、深夜運行(ドライバー2名体制)はできません。

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≫大型バスについて
≫中型バスについて
≫小型バスについて
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この記事を書いた人
バス観光マガジン編集部 編集ライター

バス観光マガジンの中のヒト。貸切バスについての基礎知識やバス旅行のヒント、バスファンのための情報など、バスに関する楽しいコンテンツを日々お届けします。

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