愛知から東京ディズニーリゾート(R)まで、高速バス・貸切バスどちらが安い?
2018年は入園者数が8.2%増と4年ぶりに過去最高記録を更新した人気のテーマパーク「東京ディズニーリゾート(R)」。35周年を迎えるということで、ますます注目が集まっているようですね。
高速バスは学生にとって、安く移動できる救世主のような存在!でも、人数がまとまったら、貸切バスでも同じぐらいの料金でいけるのでは?
とういうことで今回は愛知出発の高速バス情報と、貸切バスを利用した場合の料金を比較してみました!
愛知出発で東京ディズニーリゾート(R)まで運行している高速バス
愛知発着で東京ディズニーリゾート(R)までは、以下の6社が直行便を運行しています。
- 「WILLER」
- 「泉観光バス」
- 「平成エンタープライズ」
- 「オー・ティー・ビー(オリオンバス)」
- 「ジャムジャムライナー」
- 「JRバス関東」
「武井観光」「千葉みらい観光バス」「さくら観光」「杉崎観光バス」などが東京駅鍛冶橋まで運行。到着後は、東京駅発着の東京ディズニーリゾート(R)行きのバスに乗り継ぐことになります。
名古屋と東京を結ぶ高速バスはかなりの本数が走っているので、すごく便利ですね!
WILLERは本数・コース・シートバリエーションが多彩!
名古屋南ささしまライブから金山駅を経由し、浜松町、TDLとつなぐスタンダード便がかなり安く、日程によっては2,000円という日も!スタンダードでも3,300円~6,700円とそこそこ魅力的な価格になっています。ただし移動時間は約8時間20分と長め。
他にも東岡崎駅南口・豊橋駅・東京駅を経由してTDLへいくコース、栄(愛の広場前)・新豊田駅東口・横浜駅・東京駅を経由するコース、経由地が少ないパターンと多彩です。
シートを「ニュープレミアム(3列シート)」は6,700円~7,400円、「ラクシア」にグレードアップすると料金は6,700~9,900円。
シートが「リボーン(3列シェル型シート)」にグレードアップする場合は、8,800円~11,500円とほぼ新幹線と同じぐらいの料金。乗換えいらずでTDLまでゆったりくつろいでいける分、メリットは大かもしれません。
泉観光バスは乗車時間短めで料金もお得
「泉観光バス」は名古屋駅からバスタ新宿・東京駅鍛治橋を経由してTDLまで運行しています。乗車時間は約7時間30分で料金は片道大人2,000円~9,500円ぐらい。シートバリエーションはスタンダードとゆったりめの2タイプでした。
平成エンタープライズは女性専用バスも運行!
「平成エンタープライズ」は”VIPライナー”でお馴染みのバス会社。金山駅北口からVIPラウンジ名古屋駅西口、横浜駅、東京八重洲口を経由してTDLへ向かいます。乗車時間は約8時間25分、料金は片道2,800円~6,000円ぐらい。
こちらの特徴は全席女性のみの専用バスを運行していること。男性の乗客がいないので、ゆったりとくつろげるのは嬉しいですね。料金は片道3,200円~6,500円。いずれも間際割があり、運が良ければ2,500円という日もあるようです。
オー・ティー・ビー(オリオンバス)は足元ゆったり
「オー・ティー・ビー」のコンフォートタイプが直行便を運行中。こちらのバスは、座席と座席の間がゆったりととられているため、リクライニングしたときも余裕があります。
経由地は名古屋発・三河豊田駅・東岡崎駅南口・横浜駅・東京駅・TDL着です。乗車時間は約8時間40分で大人片道2,500円~9,500円でした。
ジャムジャムライナーはASV(先進安全自動車)導入バスで運行
「ジャムジャムライナー」は名古屋駅から新豊田駅、東岡崎駅南口、横浜駅、東京駅を経由し、乗車時間は約8時間15分、料金は片道2,200円~7,000円ぐらいです。
シートは4列スタンダードタイプ、4列トイレ付ゆったりプレミアム(3,300円~8,000円)、3列独立トイレ付ゆったりプレミアム(3,600円~8,500円)と3種類選べます。ASV(先進安全自動車)を装備したバスで使い捨てスリッパ&アイマスクのプレゼントがあります。
JRバス関東は経由地多めで地方をカバー
「JRバス関東」は知多エリアからの出発をカバーしながらTDLに向かうコース。知多半田駅出発で半田市役所・乙川西宮・大池町・有脇・生路・イオン東浦・刈谷駅南口・知立駅北・東名江田・霞が関・東京駅日本橋口・TDL到着です。
所要時間は約7時間15分と意外に短めで、5,250円(乗車地により異なる)でした。女性専用車両も運行しています。
乗り継ぎ便も含め、最安値で片道2,000円、最も高い時期(繁忙期)&シートで片道11,500円ぐらいでした。
高速バスを利用する強みは、往復利用・インターネット予約割引や、パークチケット代やホテル宿泊費込のツアー料金設定があること。バスを含めたトータルの手配旅行で格安ツアーが組めるのがメリットですね。
※高速バス料金は出発日により異なりますので、詳しくは各運行バス会社や旅行会社のホームぺージで調べてください。
愛知から貸切バスで移動したらいくらぐらい?
直行便を走らせている「泉観光バス」が最も経由地が少ないので、こちらを参考に計算してみましょう。名古屋駅23時30分に出発し、バスタ新宿経由の東京ディズニーリゾート(R)7時着、片道約380㎞、約7時間30分です。
同じ行程を貸切バスで走らせた場合をみてみましょう!
夜行運行で1人のドライバーが運転してよい距離400㎞まで。このケースの場合は交替運転手はぎりぎり不要です。
(関連記事:貸切バスの交代運転手(ツーマン運行)とは?バス料金のヒミツ)
今回の運転時間は、22時から朝5時までにかかるので深夜・早朝運行で割増料金となります。さらにお客様を降ろした後、ドライバーはホテルで休憩(横になって眠れる場所の手配)が必要。
往復夜行バスとして運行した場合の貸切料金は、大型バスで往復28万円(税別)前後。中型バスで23万円(税別)前後、小型バス・マイクロバスで20万円(税別)前後。
この他に高速代、小型バス・マイクロバスで23,980円(税込)、中型バスで34,240(税込)、大型バスで51,680円(税込)、バス駐車場代4,000~5,000円(税別)、運転手1名の宿泊代約20,000円(税込)前後(到着後すぐに部屋に入り、休むので2泊分かかります)などが実費としてかかります。
大型バスをチャーターした場合の合計は35万円(税別)前後、40名で乗車した場合は、1人当たり8,750円(税別)前後。
中型バスをチャーターした場合の合計は29万円前後(税別)、25名で乗車した場合は、1人当たり11,600円前後(税別)前後。
小型バス・マイクロバスをチャーターした場合の合計は25万円(税別)前後、20名で乗車した場合は、1人当たり12,500円(税別)前後になります。
貸切バスの場合、片道利用のみであっても、出発地(愛知)までバスは戻ります(回送)ので、往復利用した場合とほぼ同じ料金とお考え下さい。
正確には見積をとって比べてみないと何とも言えませんが、単純に比較しても、貸切バスよりも高速バスを利用した方が断然安いのがわかります。名古屋~東京路線は利用者が多く、定期運行できる高速バスの方が、メリットが大きいということがわかりました。
愛知出発の場合、名古屋以外のエリアから出発するケースで、高速バスの乗り場がカバーしていない地域なら、ドアトゥドアの貸切バスでもメリットはあるかもしれません。結婚式の送迎などは便利ですよね。
名古屋から東京まで新幹線で片道10,360円前後はかかるので、それと比較しても貸切バスよりもメリット大。
夜行運行はドライバーに多大な負担を強いることになるので、名古屋~TDL間は高速バス利用がベストチョイスという結果になりました。ちなみに高速バスは貸切運行できませんのでご注意を!
※料金やサービス等は2019年当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。
・愛知出発で東京ディズニーリゾート(R)までなら断然高速バスがお得
・新幹線利用で東京ディズニーリゾート(R)との比較でも新幹線がお得
・1泊2日で東京ディズニーリゾート(R) なら高速ツアーバスでパークチケット+ホテル宿泊がセットになったプランがお得
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