ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)へ貸切バスでお得に行く方法
「東京ディズニーリゾート(R)」と人気を二分する「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)」。
こちらも、貸切バスで行きたいという要望が多く寄せられているテーマパークのひとつです。
ただ、新幹線の駅から比較的アクセスが良いので、現地までは電車・飛行機などを使って、公共機関で移動するというパターンが多いようです。
でも、幼稚園や小学校、子ども会の遠足など、小さいお子様を大勢引率していくような場合はやっぱり、騒いでも安心な貸切バスで行きたいですよね。
そこで今回は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)まで貸切バスで行く場合のお得な利用方法をレポートしちゃいますよ。
・東京ディズニーリゾート(R)まで貸切バスと高速バスお得な利用方法についてはこちら>>
1. ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)までの高速バス・リムジンバスについて
2. ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)まで貸切バス・高速バスどちらがお得?
3. ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)まで貸切バスで安く行く方法はある?
4.ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)まで貸切バス移動の注意点
5.結論!ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)お得なバスの利用方法は?
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)までの高速バス・リムジンバスについて
さて、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)」までの高速ツアーバス、送迎バス、リムジンバスはどんなものがあるのでしょうか?
東京・横浜・千葉などでは、ウィラートラベルやオリオンツアーが高速夜行バス+スタジオパスを組み合わせたツアーをたくさん企画しています。だいたい14,000円から30,000円(税込)ぐらい。曜日や大型連休などで価格は変動します。
スタジオ1dayパスで大人8,900円(税込)~です。バス代だけをみると5,100円~というところでしょうか。
この他、関東圏だとUSJ行ったついでに大阪観光も楽しみたい!という人が多いので、パークチケットやホテルは別に手配して高速乗合バス(夜行バス)という人も多いですよね。
ジャムジャムエクスプレス関西や近鉄バス、西東京バス、泉観光バス、神姫観光バス、山一サービスなどが東京からの高速バスを運行しています。
もちろん、リムジンバスも多数運行されていて、地方から飛行機で訪れる人にとっては便利ですよね。主要駅からは路線バスなども多数運行されているので、特に関西や山陰・山陽、四国、九州などからはアクセスが大変便利です。
最も遠いのは宮城県の仙台からジャムジャムエクスプレス関西の高速バス。所要時間約13時間30分で、走行距離は約905km!これはなかなかの距離です。長崎からも約820㎞あり、こちらもかなりの長距離移動といえそうです。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)まで貸切バス・高速バスどちらがお得?
ある程度人数がまとまれば貸切バスはお得ですが、関東圏の場合は高速バスがだんぜんお得です。理由は簡単で、走行距離が片道500㎞超えるので、運転手1名で日帰りができないため。
運転手2名体制であっても行き・帰りが必ず夜行になるため、現地で最低1泊以上はしないと翌日運転できません。
運転手が1泊2日でハンドルを握る場合、2日間の走行時間が平均9時間を超えないことと労務で決められています。また次の運転時間まで11時間以上は開けなければなりません。
「運転手2名交替制で休まず運転して!」という恐ろしいことをおっしゃる利用者さんも、まれにいらっしゃるようですが・・・。
たとえ2名体制であってもバスを運転していい時間は1日19時間(待ち時間・休憩・仮眠含む)までが限界。2時間ごとに10分以上(4時間で30分以上)の休憩が必要です。
じゃあなぜ、高速ツアーバスは安い料金で運行できるのでしょう?
それは、定期路線バスとして同じルートを運行しているから。
東京から大阪まで運転したドライバーさんは、大阪に着いた時点で乗務終了。別のドライバーさんに交替して・・・というのが可能です。現地での宿泊・休憩場所をしっかり確保し、労働基準に違反しないよう、安全運行ができるよう、シフトを組むことができるのです。
このため、現地でのバス会社と共同運行しているバス会社さんもたくさんいらっしゃいますよね!
東京ディズニーリゾート(R)まで貸切バスで行った場合、お得な利用方法で説明しましたが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)から移動距離が身近い、運転時間が短いエリアからなら、貸切バスでも安く行ける可能性があります。
関東圏出発で「朝一からUSJで遊びたい・お得に行きたい」なら高速バスがおすすめ!
ただ、関西エリアで例えば、和歌山市からユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)まで移動するという場合は、人数や条件によっては貸切バスが有利な場合もあります。
どんな場合なら、貸切バスがお得なのか、見積もりをとって比べてみるのもおすすめ!お気軽にWebから問合せてみましょう。
・長距離/長時間バスを走らせるなら高速バスがお得
・深夜/早朝にバスを走らせるなら高速バスがお得
・人数がまとまり、昼間の運行(往復)、運転手1名で走行可能な距離なら貸切バスがお得
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)まで貸切バスで安く行く方法はある?
小学校や中学校の修学旅行や幼稚園などの遠足でUSJということもあります。この場合、大勢を公共機関で引率するのは大変ですよね。
また、修学旅行の場合は、他の観光地も回ることが多いので、貸切バスを利用した方がトータルではお得なことが多いようです。
社員旅行で1泊2日、1日はUSJで遊び、もう1日は大阪・京都観光を楽しむという要望がよくあります。仕事帰りに夜会社を出発して有馬温泉へ行き、ホテルで宴会。翌日は大阪に移動してユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)に行くという旅行プランは人気ですね。
では、貸切バスで行く場合、どんな使い方だったらお得なんでしょうか?
基本は早朝・深夜運行をできるだけ避けること。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)の営業時間は8時30分~22時の間(季節変動あり)です。「どうしても開園前に行きたい!」ということになると、8時前には到着しなくてはなりません。
バスが安全のための点呼点検を終え、営業所を出る時間が5時前になってしまうと、早朝料金がかかります。車庫から出発場所までの回送にかかる時間が30分~1時間以内であれば8時到着OK。
つまり「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)」まで1時間以内で行ける場所出発ならぎりぎり早朝運行は避けられます。
また帰りはスタジオ出発が19時であれば問題ありません。深夜運行時間は22時から朝の5時までなので、バスを下車する場所まで約1時間、その後、バスが車庫に戻り、点呼点検を終了するのが22時までの範囲内で収まるのでセーフです。
もし移動距離が片道200㎞を超えるような場合は要注意。往復で400㎞を超えてしまうと、ドライバーさんが2名必要になり、料金が1.5~2倍になります。貸切バス料金を安く抑えるためには、運転手さんが1名で運行できるスケジュールを組むのが理想的です。
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)」を起点に日帰り往復500㎞圏内のところを調べてみました。
●岡山県の倉敷駅
●鳥取県の鳥取駅
●香川県の高松駅
●福井県の今庄駅
●岐阜県の岐阜駅
●愛知県の名古屋駅(もしくは中部国際空港)
●三重県の鳥羽駅
●和歌山県の南紀白浜空港
といったところでしょうか。(夜行の場合は400㎞までなので要注意!)
これより遠くの場合は無理して夜行運行するよりも、1泊してしまったほうが安く済むかもしれません。
・夜22時から朝5時にかかるバスの運行を避ける
・深夜/早朝時間は、点呼点検時間とお迎え場所までの移動時間往復分も含めて計算
例)
出発時間のおよそ1時間前が深夜/早朝時間にひっかからないこと。
帰りも同様で、バスを降りた時間に、営業所までかかる時間+安全点検時間を加えた終了時間がひっかからないこと。
・運転手さんが2名体制にならない条件にする(深夜運行を避ける、500㎞以内の距離から出発)
・長距離/長時間移動なら1泊2日の利用がお得かも!
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)まで貸切バスで移動の注意点
貸切バスを利用する場合、どこからどこまでが料金に含まれるのか知りたいですよね。
★貸切バス料金に含まれているものは以下の4点★
(1)バス(車両)の貸切(レンタル)代
(2)運転手さんの人件費
(3)ガソリン代
(4)バス車内で起きた事故をカバーする保険
★貸切バス料金に含まれていないものは以下の3点★
(1)高速代・有料道路代
(2)USJの駐車場利用料金(大型バスで5,000円)
(3)パークで遊んでいる間に起きた事故をカバーする旅行保険(200~400円程度)
実費でかかる分は、貸切バス料金には含まれません。もちろん、スタジオのチケット代や宿泊のホテル代なども含みません。
現地で1泊する場合、幹事さん自身で運転手さんの分も手配(1泊2日2食付き)する必要があります。
宿泊先は近くのビジネスホテルで構いません。ただし、お迎え場所まで極端に遠くなると、その分のバス回送代がかかるので、なるべく近いところを手配しましょう。
この時、バスの駐車場の手配も必要で、駐車料金も実費でかかります。
また時々、高速料金を抑えるため「下道使ってほしい!」という依頼があります。これはむしろ高くなる可能性大。
というのも、バスは乗用車と違って頻繁に車線変更できませんし、一般道は高速道路よりも運行時間がかかります。
「時間=運転手さんの時給」です。
下道を使うことにより、余計な時間がかかることは、バス代に跳ね上がると覚えておきましょう。
また、バスの営業所からバスの乗車場所(回送)まで「下道使ってほしい!」と、おっしゃるお客様もいらっしゃいますが、こちらも余計な時間がかかり、場合によっては、「早朝・深夜」運行時間にひっかかってしまうこともあります。
高速道路代を節約して、バスの利用時間が伸びてバス代が高くなるのは本末転倒ですよね。
また「小さいバスなら安くすむのでは?」と思われるかもしれませんが、マイクロバスは夜行運行はできません。
また、補助席はあくまでも「補助的な椅子」なのでとても窮屈。大人1人座るのはかなり厳しいです。
マイクロバス利用は21名まで。それを超える場合は、一つ上の大きさの中型バスをレンタルする方が無難。
マイクロバスとの金額差はだいたい1万円前後。25名で貸切バスを利用するなら、一人当たり400円~500円程度余分に払えば、ゆったり座っていけますよ。中型バスはシートとシートの間もゆったり間隔をとっているので、大型バスよりもゆったり座れると好評です。
なるべく費用がかからない方法で運行する方法を知りたい場合は、気軽に見積もりをお願いしちゃいましょう。ベストな利用方法を提案してくれますよ。
貸切バスの高速料金を調べる方法はこちらの記事も参考になさってください。
・「貸切バス料金」に実費分は含まれない
例)高速代、駐車場代、旅行保険代(バスを降りた後のケガなど)
・宿泊の場合は運転手さんのホテル手配、駐車場手配は幹事さんが行う(USJに近いビジネスホテルでOK)
・下道を行くより高速道路を使用した方が安くすむことが多い
・マイクロバス(小さいバス)の補助席は長時間移動に不向き
・できるだけ出発場所に近いバス会社に依頼するとバス料金を安く抑えられる
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)のバス駐車場についてはこちら>>
結論!「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)」お得なバスの利用方法は?
関東圏から出発する場合は「高速ツアーバス」を利用するのがベスト。
関西近郊出発や遠方から飛行機・新幹線等で大阪まで移動し、スタジオまでの移動手段として利用する場合は、貸切バスが便利でお得かも!この場合、以下のポイントをクリアすると安く抑えられます。
●深夜22時から朝5時までのバス運行を避ける
●1名の運転手さんで運行できる時間(待機時間含めて9時間以内)と距離(昼間往復500㎞以内)
●上記にひっかかる場合は現地に1泊するのも手
●電車や飛行機など他の交通手段と組み合わせるのもおすすめ
貸切バス料金を安く抑える最大のポイントは、運転手さんが2名運行にならないこと。
ちなみに残念ながら、高速バスは貸切できません。
高速バスと貸切バスの賢い使い分けについてはこちらも参照してください>>
<貸切バスの大きさ・料金目安まとめ>
例)社員旅行で大阪駅出発18時に出発して有馬温泉に1泊。
翌日旅館を9時出発し、USJまで貸切バスを2日間利用(お客様を載せて走る距離約72㎞/時間約2時間)
※ドライバー宿泊せずに車庫へいったん戻るとして計算しています。また、バス会社から駅/USJの回送分を含めて計算しています。
バスタイプ | 料金目安(税込) | 定員数(座席数) | 子どもの定員(2席に3人) |
---|---|---|---|
大型バス | 139,370円~ | 53~55人 (正45+補8~11) | 72~74人 (正64+補8~11) |
中型バス | 115,830円~ | 27人(補なし) | 37人 |
小型バス* | 98,890円~ | 25人(補なし) | 34人 |
マイクロバス** | 98,890円~ | 27人(正20+補6) | 33人(正27+補6) |
子どもは、2人席に3人着席することを想定して乗車可能人数を計算してみました。
もちろん、同乗する大人の人数やバスタイプによって定員が異なりますので、あくまでも目安として参考にしてみてくださいね。
*小型バスは所有しているバス会社が少ないため、出発場所に近いところを見つけるのがかなり厳しいです。どうしてもという場合、料金が高くなる可能性があります。
**マイクロバスはドライバーさんの休憩スペースがとれないため、深夜運行(ドライバー2名体制)はできません。
★記事内で紹介した貸切バス料金目安は、2023年8月25日に国土交通省から発表された「新公示運賃額」に基づき計算した最低基準額です。
バス会社ごとに料金を算出する単価が異なりますので、あくまでも目安としてお考えください。
貸切バスをご利用になる場合は必ず見積りを取り寄せて、正確な金額を確認しましょう。
バス会社の比較がポイント!