貸切バスは自分たちで好きな場所に自由に訪れることができるのが嬉しいポイント!しかし、安全にバスの旅を楽しく終えることができるように、守っていただきたいルールがあります。
ここでは、貸切バスを使った移動や旅行の計画について大事なポイントをまとめました。ご協力お願いします!
1人の運転手が貸切バスを運転してもよい時間は1日9時間まで。
例えば日帰り旅行でバスに利用し、乗車する時間が9時ならば、最終到着地でバスを降りる時間は18時より遅く設定することはできません。1泊2日旅行の場合は、2日間で平均9時間までとなります。
バスは一般的な乗用車に比べ、同じ距離を走った場合でも移動時間が多くかかります。例えばナビタイムで1時間かかる場合は、1時間15分ぐらいとみておきましょう。
1日9時間を越えてバスを利用する場合は、交替運転手が必要となり、バス料金が1.5~2倍になりますのでご注意ください。
1人の運転手が貸切バスを連続して運転してもよい時間は4時間までで30分以上の休憩を取ることと決まっています。2時間ごとに15分休憩するというのが一般的。
バス旅行を計画する際は、休憩時間もプラスしてスケジュールを組みましょう。9時間バスを利用するならば、休憩は昼食時間を含めてトータルで1時間30分~2時間ぐらいを見ておくのがベストです。
もちろんトイレが近いので1時間30分ごとに10分休みたい、というリクエストもOKです。休憩場所やタイミングはバス会社と相談できますのでお気軽に!
1人の運転手が貸切バスを運転してもよい距離は1日500㎞まで。夜間走る場合は400㎞までと決められています。
それを越えて移動する場合はやはり交替運転手(ツーマン運行)が必要になります。バス旅行を計画する際は時間だけではなく、移動距離にも気を付けましょう。
日帰り旅行で利用時間や休憩時間を考慮し、時速平均40~50㎞で走行する場合なら240~300kmぐらいが限界。道路事情にもよるので、バス会社をとよく相談して最終スケジュールを決めましょう。
実はバス業界、深刻な運転手不足に悩まされています。さらに2024年4月から「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」が施行され、運転手の勤務時間が短縮。
このことにより「バスは空いているけれど、運転手がいない」という状況が続いています。長時間・長距離運行のため、交替運転手(ツーマン運行)が必要になるようなスケジュールを希望される場合、バス会社の方から「断られる」場合があることをご理解ください。