貸切バスの種類は、大きく分けて3種類。大型バス、中型バス、小型マイクロバスです。
コミュータータイプのミニバス(ジャンボタクシー)もありますが、所有しているバス会社が全国的に少ないため、料金が割高になる場合があるので、注意が必要です。
座席数はもちろん、車両の大きさによって貸切料金や高速道路(有料道路)の通行料金も変わってきますので、乗車人数と荷物量によって賢くバスを選びましょう。
なお通行料金は貸切バスの見積り代金とは別に、実費請求になります。レンタルする貸切バスの種類が、高速道路の車両区分(料金)の何に該当するのかを事前にチェックしておくと予算を立てやすくなります。
運転手付きでレンタルできるのは、観光バスタイプの大型バス、中型バス、送迎でよく利用される小型マイクロバスです。ロケバスとしてよく利用されているコミュータータイプのミニバスや小型の観光バス(製造終了)は、台数が大変少ないので、チャーターが難しいタイプになります。
「貸切バスの達人」なら、希望の座席数がある大きさの貸切バスを簡単に予約できちゃいます。どの出発地でも、いちばん近いバス会社から、まとめてバス料金を取り寄せOK。土地勘のない場所でも簡単に手配できます。
より安く、お得な料金で貸切バスを手配したいなら、見積りを取り寄せ、バス会社をしっかり「比較」するのがコツです。見積り依頼はWebから24時間受付。バス会社から回答があったら、料金だけではなく、担当者の対応やサービスなどもしっかり比較しましょう!
大型バスの大きさは、長さ12m未満、車幅約2.5m。ハイデッカータイプは高さ約3.5mで、スーパーハイデッカーや2階建てバスでも高さ約3.8m以下です。
高速道路通行料金や有料道路の料金区分は「特大車」です。
たとえば東名高速道路利用、横浜町田IC~御殿場ICまで普通車なら1,980円ですが、大型バス(特大車)なら5,160円になります(ETC割引を利用しない場合)。事前に費用を調べる場合は、車両区分を「特大車」にして検索してください。
観光バスタイプは、定員数が53~55名(正座席45席、補助席8~10席)がほとんど。
座席を左右1列ずつ増やし、定員数60席(正座席49席、補助席11席)もありますが、席と席の間が通常の観光バスタイプに比べて狭くなるため、長距離の移動の場合、窮屈に感じる場合があります。また、所有しているバス会社が少ないため、必ずしも手配できるわけではありません。
大型バスの寸法のうち、長さだけをそのまま短くした大きさの中型バス。長さ9m未満、車幅約2.5m、車高約3.5mです。
高速道路通行料金や有料道路の料金区分は「大型車」です。
たとえば東名高速道路利用、横浜町田IC~御殿場ICまで普通車なら1,980円ですが、中型バス(大型車)なら3,160円になります(ETC割引を利用しない場合)。事前に費用を調べる場合は、車両区分を「大型車」にして検索してください。
観光バスタイプで最も一般的な定員数は27名(最後部座席が3席・補助席無し)です。
バス会社によっては、最後部座席を4席(補助席無し)にした28名乗りを所有している場合もあります。また、所有台数は大変少ないですが、左右1列ずつ座席を増やした31~33席という特殊な中型バスもあります。
乗車定員数30名を超えると高速道路料金が特大料金になるため、中型バスには補助席がないのが主流です。
小型マイクロバスの大きさは、長さ約7m、車幅約2m、車高約2.6~2.8m(モデルによって異なります)ほど。中型自動車(8t)の枠内の大きさ(車両総重量8,000kg未満かつ最大積載量が5,000kg未満 )で、乗車定員が11名~29名までのバスのことをいいます。
高速道路通行料金や有料道路の料金区分は「中型車」です。
たとえば東名高速道路利用、横浜町田IC~御殿場ICまで普通車なら1,980円ですが、小型マイクロバス(中型車)なら2,340円になります(ETC割引を利用しない場合)。事前に費用を調べる場合は、車両区分を「中型車」にして検索してください。
観光バス旅行はもちろん、送迎バスとしてもよく利用される小型マイクロバス。最も一般的な定員数は22~28名(正座席18~21席、補助席6~7席)です。
運転手なしでレンタルできるバスは小型マイクロバスまで。借りる場合はレンタカー会社で、運転席・助手席を含め28~29名乗りになります。
17年以上前に各メーカーで製造されていた小型観光バスは、中型バスの寸法よりもさらに長さを短くした大きさ。全長7m未満、車幅約2.3m、車高約3.3mです。バスの耐用年数が10年~20年ということもあり、所有しているバス会社はほとんどありません。
高速道路通行料金や有料道路の料金区分は小型マイクロバスと同じ「中型車」です。
小型観光バスタイプで最も一般的な定員数は21名、もしくは25名。こちらも中型バス同様、乗車人数が30人を超えると、高速料金が大型バスと同じになるため、補助席はないことが多かったようです。
各バスメーカーで2007年までに製造中止になっているため、新車はありません。また、エンジンが排ガス規制をクリアしていないこと。修理が難しいため、乗り心地がイマ一つ。
先進安全自動車(ASV)導入を進めているバス会社としては、手放すところが多くなりました。貸切バスで最も小型で、料金がリーズナブルなのは小型マイクロバス。
小型観光バスで見積りを出せるバス会社はほとんどないのでご注意ください。乗り心地や装備が充実しているバス希望の場合は中型バスを選びましょう。
ミニバス(コミューター)のサイズは、長さ約5m、車幅約2m、車高約2m(モデルによって異なります)ほど。車種はトヨタのハイエースや日産キャラバンなどで、撮影やロケバスとしてよく使われています。
高速道路通行料金や有料道路の料金区分は小型観光バスや小型マイクロバスと同じ「中型車」です。
ミニバスは、定員13名までの貸切バスです。別名コミューターとも呼ばれ、運転手付きで借りることができます。 ただし、所有しているバス会社さんが大変少ないため、手配が難しい車種。
貸切料金も高速料金も、小型バス・小型マイクロバスとまったく同じですので、手配しやすい小型マイクロバスがおすすめです。